過去にCore i9-9900Kでサッカーボール型の箱を披露したIntelですが、また特徴的な箱を作ったようです。
それが、『Tiger Lake-U』が搭載されるIntelの小型PCであるNUC11。Notebookcheck.netがレビューユニットを手にしたのですが、その外箱が家のような形をしています。
ステイホームだから家の形に?
The new Intel NUC 11 Panther Canyon packaging is just the cutest – NotebookCheck.net News
IntelはCES 2021にて、最新の『Tiger Lake』CPUを採用した小型PC、NUC11を発表しました。
CPUには、最新のIRIS Xeが搭載された『Tiger Lake-U』が搭載されるモデルもあり、コンピューティング性能のみならず、グラフィックス性能が大幅に向上しています。
そんな、NUC11ですが今回、天板側がQiワイアレスチャージャーが搭載されたモデルが追加され初登場となったのですが、その外箱がなんと巨大な家型の形をしているとの事です。
NotebookCheck.netでは、Intelがこのようなデザインにした理由について明確な理由は分からないとしながらも、NUC11のコンセプトである『Do it all from Home』のHomeを強調するためにこのような箱にしたのではと指摘されています。ちなみに、本体が収められている側の箱は引き出し状になっており付属品などが収められているのですが、引き出しの深さは浅く外箱に対して大きなデッドスペースがあります。
このような小型PCなどは基本的に空輸で運ばれる事が多く、このようなデッドスペースが多い箱は輸送コストの上昇を招くためIntelやユーザーにとって何もメリットを生まないです。そのため、このデザインの箱は初期ロット又はレビューユニットでリリースされ、それ以降の生産分では通常の箱にデザインが変更される可能性があります。
ちなみに、天板にQiを搭載しないレビューユニットを手にした人によると、通常の長方形な箱に入れられているとの事でした。
Non QI version. pic.twitter.com/X2S0szTaw1
— Robtech (@RobtechYT) January 30, 2021
Core i9-10900Kは外箱デザインを小型化。
Intel NUC11や過去にはCore i9-9900Kのサッカーボール箱など特徴的な箱を出すIntelですが、Core i9-10900Kも一部に透明材を用いた特徴的な形をしていました。しかし、2021年2月28日よりこの特殊な箱は紙製の箱に変更されるとの事です。
Intelによると、この変更により体積が縮小、1パレット辺りに出荷できる個数が480個から3.3倍の1620個と大幅に増えるとしています。
このような半導体製品は航空便を使って輸送する事が多く、箱のサイズはコストに直結するアイテムのはずですがIntelはこの辺はルーズなようです。特に、最近では航空貨物便の供給量に対して需要が上回っている状態でGPUやマザーボードなどでは値上げがされているぐらいです。それにも関わらずIntelが必要以上に大きい箱を用意するのは驚きます。特徴的な箱にそこまでのプロモーション効果があるのでしょうか・・・
一方で、Core i9-10900Kでは箱が質素になりますがこれは『Rocket Lake-S』世代のCore i9-11900Kの登場に伴うもので、きっとCore i9-11900Kも無駄に豪華または巨大な箱になると考えられます。(箱より在庫不足にならないようにして欲しいです)
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