Windows 11 でまもなく新規インストール時に ReFS ファイルシステムの選択肢が登場。ただしインストールはまだ不可

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Windows 11 でまもなく新規インストール時に ReFS ファイルシステムの選択肢が登場。ただしインストールはまだ不可

Windows 11で使われているファイルシステムであるNTFS 3.1はWindows XPから投入されており、既に20年以上が経過していますが、Microsoftでは近い将来このNTFSを新しいファイルシステムであるReFSに段階的に置き換えていくためか、Windows 11 Insider PreviewのBuild 27823にて新規インストール時に限りReFS形式でのフォーマットを行いインストールを行うオプションが用意されていることが明らかになりました。

これまでのWindows 11のインストール画面ではファイルシステムはNTFSに固定されていましたが、Phantomfearth氏によるとWindows 11 Insider Preview Build 27823からファイルシステムの選択項目にReFSが登場しているようです。ただ、現状のReFSはブート可能なドライブとして使えないためインストールを行おうとするとエラーが出るとのことで、Windows 11のインストールを行うことはできないようです。

このReFSは(Resilient File System)の略でMicrosoftがWindows Server 2012で投入した新しいファイルシステムになっています。特徴としてはNTFSでは最大256TBに制限されていたボリュームサイズが拡大し、これが最大35PBに、またチェックサムの仕様やストレージスペースの統合などにより信頼性や拡張性が高いストレージシステムになっています。

ただ、Microsoftは一応このReFSはNTFSの後継ではないとしていますが、Windows 11 23H2以降、開発者向けに利用オプションが用意されているほか、今回のように一般的な利用を想定した状態になるなど実質的にNTFSの後継としてMicrosoftは検討し始めている可能性がありそうです。

このような動きから、Microsoftの方針次第では2025年秋に登場予定の「Windows 11 25H2」アップデートでReFSの正式採用が始まる可能性があります。仮にその時期に間に合わなくても、近い将来、NTFSに代わる新しい標準ファイルシステムとしてReFSが段階的に投入されていくことが予想されます。

ソース

Windows 11 Setup will let you choose between NTFS and ReFS when clean installing | Windows Latest

https://www.windowslatest.com/2025/03/27/windows-11-setup-will-let-you-choose-between-ntfs-and-refs-when-clean-installing

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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