MicrosoftがWindows 10 PC向けにWindows 11移行を促す全画面広告を開始
MicrosoftのWindows 10は最終バージョンである22H2のサポート終了が2025年10月14日に予定されていますが、その日以降はWindows 10ユーザーは重要なセキュリティーやバグ修正などのアップデートを受け取ることができなくなり、インターネットを使う場合にはセキュリティー面で脆弱になってしまいます。
そのため、MicrosoftではWindows 10ユーザーに対して後継OSであるWindows 11へ無料で乗り換える事が可能で、ユーザーは任意のタイミングでアップグレードが可能になっています。しかし、Microsoftではいち早くユーザーをWindows 11へ乗り換えさせたいがためにWindows 10ユーザーに向けて全画面広告を配信し始めているようです。
Redditに投稿された情報によると、2024年4月9日に配信されたパッチを適用したあとから、仕事中にWindows 10からWindows 11に乗り換えを促す全画面ポップアップが突然表示されたとのことです。
このポップアップではWindows 11を紹介するページに飛ばすなど一般的な広告なのですが、ユーザーを苛立たせる可能性がある仕様として『2度と表示しない』というオプションがなくあるタイミングで再度表示されるなどの仕様である可能性があります。
Windows 10からWindows 11への乗り換えは無料なのですが、一部PCではWindows 11に対応していないケースがあり、その場合はPCを買い替えるかWindows 10の延長セキュリティーを購入して使う必要があります。この延長セキュリティーは個人向けではまだ価格が明らかにされていませんが、法人向けでは1年間で$61、日本円だと約9000円とかなり高価で、Windows 11非対応PCの場合はこのタイミングでPC買い替えを検討したほうが良いかもしれません。
Microsoftでは過去にもWindows 10向けにWindows 11乗り換えを促す広告を度々出していますが、ここまでしても乗り換えない人はもう乗り換える可能性はかなり低いので放置でも問題ないと思うのですが、かなり根気よく対応している印象です。
基本的にWindows 10とWindows 11は操作感も違いはなく、互換性もあまり問題がある印象はないのでこれを機会にWindows 10から11に乗り換えがまだの人は乗り換えを検討してみるといいかもしれません。非対応PCの場合はPCを買い替えるかTPM回避で無理やりインストールするのもあります。
I just got this FULL SCREEN popup while in the middle of working. | Reddit
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