Windows 11 KB5058405 適用後に電源管理システムが破損し起動不可能になる不具合が一部で発生中

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Windows 11 KB5058405 適用後に電源管理システムが破損し起動不可能になる不具合が一部で発生中

Microsoftが2025年5月のパッチ・チューズデイに配信した月例アップデートではWindows 10向けにはKB5058379を、Windows 11向けには24H2ではKB58411、23H2ではKB5058405を配信しています。

Windows 10 KB5058379適用でBitlocker回復画面が表示される深刻な不具合が発生中

ただ、毎回のようにアップデートには不具合を内在しており、Windows 10では一部環境ではアップデート後にBitlockerの回復画面が表示される一方で、Windows 11向けでは配信当初は特に何も発生していないようでしたが、どうやらWindows 11 23H2向けに配信されたKB5058405を適用すると一部環境で重要なシステムファイルが破損し、起動が不可能になる不具合が発生していることが明らかになりました。

このKB5054805へアップデートしたあとの初回起動にて回復画面が表示され、『ACPI.sys』と呼ばれる電源管理やデバイス構成に重要なシステムが破損していると言う説明とともに、0xc0000098というエラーコードが表示され、起動ができない状況に陥るとのことです。この不具合は特にAzure Virtual Machines、Azure Virtual Desktop、そしてCitrixやHyper-Vといったプラットフォーム上でホストされているオンプレミスの仮想マシンで発生しているとのことで、特に企業でこれらプラットフォーム上でWindows 11 23H2などを動かしているユーザーはKB5058405アップデートには注意が必要な状況になっています。

なお、Microsoftではこの不具合を認知しており調査中としていますが、現時点では不具合の回避方法や、新たな修正プログラムなどの配信は行われていない状況となっています。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • おぢさん、怖くてWin11にアップグレードできないよ。

  • >>Windows 11 23H2向けに

    今配信されてるのは24H3だったかな、最新版のアップグレードなら関係ないけど24H2以上にしてない場合は、ということかな。

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