Windows 11 最新パッチ KB5053598 でPCが起動不能や再起動ループに陥る深刻な不具合が一部で発生。
Microsoftでは毎月第二火曜日にセキュリティーパッチ含めたアップデートを配信しており、今回3月12日にWindows 11 24H2向けにKB5053598アップデートの配信が実施されましたが、このアップデート適用後に一部環境にてブルースクリーン(BSoD)の発生や再起動ループに陥ると言った深刻な不具合が発生すると言った報告が報告されており注意が必要な状況になっています。
Windows Latestによると深刻度が軽い不具合ではWindows Updateで0x800f0993、0x800F081F、 0x80070032、0xC004F211などのエラーと共にWindows Updateに失敗したり、Windows Updateが30~99%で止まったり、再起動を行ってもアップデートの適用が上手くいかず、自動的にロールバックが行われると言った症状が出ているようです。ただ、この自動ロールバックが上手く行ってもそのあと再びWindows UpdateがKB5053598をインストールしてしまい再起動を要求し、ロールバックと言うループに陥る例も報告されておりこのような不具合にハマった場合はWindows Updateの一時中止などを設定する必要がありそうです。
また、RedditやFeedback Hubに投稿された内容によると『Critical Process Died』や『Kernal power failure』と言ったエラーコードでBSoDが発生する事例やWindows Updateにより再起動が行われた後、『No bootable device found』と表示されるなどWindowsのシステムファイルが破損するといった深刻な不具合も報告されているとのことです。
なおこのKB5053598アップデートはセキュリティー関連の修正が盛り込まれているためアップデートを行うことが推奨されていますが、個人用途で使っているなどセキュリティーがあまり重要視されない環境で不具合を回避したい場合はアップデートを一時的に見送った方がいいかもしれません。
Windows 11 KB5053598 issues, install fails, RDP disconnects, BSODs Windows 11 24H2 | Windows Latest
コメント