Windows 11 24H2 と 23H2 で様々なベンチマークを再計測した結果が登場。24H2で性能が落ちる傾向は変わらず。
Microsoftが2024年10月にリリースしたWindows 11 24H2については多くのバグやパフォーマンス低下などを筆頭にあまり良い評判が得られていない状況なのです。ただ、MicrosoftではWindows 11 24H2配信以降、バグ修正やパフォーマンス改善などに取り組んでいるのですが、NeowinがWindows 11 24H2配信から約3か月経過後のパフォーマンスと先代のWindows 11 23H2のパフォーマンスを様々なベンチマークを用いて比較した結果を明らかにしました。
3DMarkのCPUベンチマークにおいてはシングルコア性能は24H2と23H2の間で差はほとんど出ないものの、スレッド数が増えるに連れて24H2ではパフォーマンス低下が顕著にあらわれてしまう状況になっています。ただ、これはCPUに限った話で、GPU性能に関してはあまり影響を受けておらず、3DMark Speed WayやSteel Nomadでは差がほとんど出ていません。
ゲーミング性能に関してはタイトル毎に異なる結果になっていますが、24H2の方が23H2よりパフォーマンスが下がるケースが多い一方で、逆転する状況はほとんどないことが明らかになっています。特に、Far Cry 6では平均FPSが10%下がるなど決して小さくない差が出ているなどゲーミングを重視するユーザーにとってすぐに24H2にアップデートするメリットはほとんどないことが伺えます。
また、パフォーマンスが低下するなど見えやすい変化のほかに24H2は23H2に比べてメモリー使用量がかなり増えてしまっているようで、3DMark Time Spy Extreme時は23H2時は12.5GBだったものが13.8GBに増えていたり、Cinebench R23では17.6GBから20.3GBへ大幅に増えていることが明らかになっています。このメモリー使用量の大幅増加については使用可能なメモリーは可能な限り使うなど管理方法の変更に伴うものもあるかもしれませんが、現状、ゲーミングやCPUパフォーマンスの低下などが見られていることからあまり意味がある変更とは言えず、これもアップデートをためらう一つの要因となりそうです。
Neowinでは他のゲームで計測したベンチマーク結果なども計測しているため、より詳しいベンチマーク結果を知りたい方はアクセスしてみてください。
Windows 11 24H2 vs 23H2 in-place upgrade performance in 2025, some super surprising results | Neowin
コメント
コメント一覧 (1件)
LinuxのProton互換レイヤー下で動かすWindowsのゲームより快適に動くとかWindows 11 24H2カスすぎない?