Microsoftが Windows 11 24H2 からIntel 第10世代CPUまでをサポート外に変更
以下の情報は主に新たに製造されるOEM製PCが第10世代Intel CPUまでをサポートしないようになるとのことで、既存のユーザーは問題なくWindows 11 24H2にアップデート可能であることが確認されています。
Windows 11 24H2 でIntel 第10世代までサポート対象外となったのは新規のOEM製PCのみ。既存ユーザーは問題なく使用可能
Microsoftは2024年10月にWindows 11の最新バージョンであるWindows 11 24H2の配信を開始しましたが、そのサポート資料で正式対応するCPUのモデルなどは明らかにされていませんでした。しかし、数日前にMicrosoftではこのサポート資料を改定し、長らく明らかにされていなかった対応CPUのリストを更新しましたが、この中で今までサポートされていたIntelの第8世代から第10世代CPUのノートPC向けならびにデスクトップ向けCPUのサポートが打ち切られることが明らかになりました。
対応終了のIntel CPU 一覧
Intel 第10世代CPU (ノートPC: Ice Lake / デスクトップ : Comet Lake)
- Core i3-1000G1
- Core i3-1000G4
- Core i3-1005G1
- Core i3-10300T
- Core i3-10305
- Core i3 10305T
- Core i3-10320
- Core i3-10325
- Core i3-10300
- Core i3-10100
- Core i3-10100E
- Core i3-10100F
- Core i3-10100T
- Core i3-10100TE
- Core i3-10100Y
- Core i3-10110Y
- Core i3-10105
- Core i3-10105F
- Core i3-10105T
- Core i3-10110U
- Core i5-10210U
- Core i5 10210Y
- Core i5-10300H
- Core i5 1030G4
- Core i5-1030G7
- Core i5 10310U
- Core i5-10310Y
- Core i5-1035G1
- Core i5-1035G4
- Core i5-1035G7
- Core i5-1038NG7
- Core i5-10400
- Core i5-10400F
- Core i5-10400H
- Core i5-10400T
- Core i5-10500
- Core i5-10500E
- Core i5-10500H
- Core i5-10500T
- Core i5-10500TE
- Core i5-10505
- Core i5-10600
- Core i5-10600K
- Core i5-10600KF
- Core i5-10600T
- Core i7-10510U
- Core i7-10510Y
- Core i7-1060G7
- Core i7-10610U
- Core i7-1065G7
- Core i7-1068G7
- Core i7-1068NG7
- Core i7-10700
- Core i7-10700E
- Core i7-10700F
- Core i7-10700K
- Core i7-10700KF
- Core i7-10700T
- Core i7-10700TE
- Core i7-10710U
- Core i7-10750H
- Core i7-10810U
- Core i7-10850H
- Core i7-10870H
- Core i7-10875H
- Core i9-10850K
- Core i9-10885H
- Core i9-10900
- Core i9-10900E
- Core i9-10900F
- Core i9-10900K
- Core i9-10900KF
- Core i9-10900T
- Core i9-10900TE
- Core i9-10900X
- Core i9-10920X
- Core i9-10940X
- Core i9-10980HK
- Core i9-10980XE
Intel 第9世代CPU / 第8世代CPU (Coffee Lake/ Coffee Lake Refresh)
- Core i5-8200Y
- Core i5-8210Y
- Core i5-8250U
- Core i5-8257U
- Core i5-8259U
- Core i5-8260U
- Core i5-8265U
- Core i5-8269U
- Core i5-8279U
- Core i5-8300H
- Core i5-8305G
- Core i5-8310Y
- Core i5-8350U
- Core i5-8365U
- Core i5-8365UE
- Core i5-8400
- Core i5-8400B
- Core i5-8400H
- Core i5-8400T
- Core i5-8500
- Core i5-8500B
- Core i5-8500T
- Core i5-8600
- Core i5-8600K
- Core i5-8600T
- Core i5-9300H
- Core i5-9300HF
- Core i5-9400
- Core i5-9400F
- Core i5-9400H
- Core i5-9400T
- Core i5-9500
- Core i5-9500E
- Core i5-9500F
- Core i5-9500T
- Core i5-9500TE
- Core i5-9600
- Core i5-9600K
- Core i5-9600KF
- Core i5-9600T
- Core i7-7800X
- Core i7-7820HQ
- Core i7-7820X
- Core i7-8086K
- Core i7-8500Y
- Core i7-8550U
- Core i7-8557U
- Core i7-8559U
- Core i7-8565U
- Core i7-8569U
- Core i7-8650U
- Core i7-8665U
- Core i7-8665UE
- Core i7-8700
- Core i7-8700B
- Core i7-8700K
- Core i7-8700T
- Core i7-8705G
- Core i7-8706G
- Core i7-8709G
- Core i7-8750H
- Core i7-8809G
- Core i7-8850H
- Core i7-9700
- Core i7-9700E
- Core i7-9700F
- Core i7-9700K
- Core i7-9700KF
- Core i7-9700T
- Core i7-9700TE
- Core i7-9750H
- Core i7-9750HF
- Core i7-9800X
- Core i7-9850H
- Core i7-9850HE
- Core i7-9850HL
- Core i9-8950HK
- Core i9-9820X
- Core i9-9880H
- Core i9-9900
- Core i9-9900K
- Core i9-9900KF
- Core i9-9900KS
- Core i9-9900T
- Core i9-9900X
- Core i9-9920X
- Core i9-9940X
- Core i9-9960X
- Core i9-9980HK
- Core i9-9980XE
- Core m3-8100Y
Intelの第8世代CPUのCoffee Lakeは2017年から投入されたCPUで、デスクトップ向けはコア数が最大6コアに増えたモデルになっています。ただ、既に投入から7年以上が経過していることから影響の規模は限定的と言えそうです。
一方で、今回サポート外にされたCPUで衝撃的と言えるのがIntelの第10世代CPUが対象とされていることです。このCPUはノートPC向けは2019年5月に登場しており、長らく使われていた14nmから10nmに製造プロセスを刷新したほか、アーキテクチャーも2015年に登場したSkylake以来刷新されたCPUで大幅な電力効率向上を実現したCPUになっています。
デスクトップ向けは2019年8月に14nmやSkylakeアーキテクチャー引き続き採用したマイナーチェンジモデルとして登場していますが、ソケット刷新によりコア数が最大10コア化されたほか、動作クロックも大きく向上するなど性能はかなり高くなっています。
この第10世代にあたるCPUは上述の通り、全体的にバランスが良いCPUになっており、特にデスクトップ向けのComet Lakeに関してはコア数がCore i9では10コア20スレッド、Core i7でも8コア16スレッドで今でも現役で使えるレベルのCPUになっています。
今回、一挙にIntelの第8世代から第10世代の多くのCPUがサポート対象外にされるなど影響の規模がかなり大きな変更になっていますが、AMD製CPUに関してはサポート対象外とされたCPUは存在していません。そのため、今回なぜ今までサポートされていたIntel CPUがWindows 11 24H2からサポート対象外にされてしまったのかMicrosoftから何かしらの説明が求められると言えそうです。
Windows 11 version 24H2 supported Intel processors | Windows Hardware Developer
コメント
コメント一覧 (8件)
この仕様変更はOEM向けのことで、
一般ユーザーは関係ないと言う解釈もあるけどどうなん?
Intelが古いCPUのサポートを切るので仕方ないかと
コスト削減やね、Intel今まいっtelし
Intel離れが加速しそうですね。
うちはデスクトップもラップトップも第8世代なので困ります。
第8世代のCPUを積むノートPC複数端末で、24H2インストールできました。
Microsoftも対応経費を削減したいのではと思った。
自分は、第9世代のi9のPCにですが、更新出来ていますね(しばらく前に更新されてた
)
自分ジャンカーだから8世代切られるって聞いた時びっくりしたけど、なんだよ、OEMかよ、でもBTO減るよなぁ、