Windows 11 24H2でまた不具合。音声やAuto HDR使用でゲームがフリーズするケースも
Microsoftが2024年10月に正式配信を開始したWindows 11 24H2に関しては音量が勝手に最大化されるなど様々な不具合が報告されていますが、まだ不具合がすべて潰しきれていない様子で、新たに音が全く出なくなる不具合やAuto HDR使用時にゲームがフリーズするといった不具合があることが明らかになりました。
Dirac Audio環境で音声が全く出なくなる不具合
MicrosoftによるとDirac Audioを採用するPCを中心にBluetoothスピーカー、ヘッドセットや有線オーディオ含めてすべての音声が全く出なくなる不具合が発生しているとのことです。この不具合原因はDirac Audio (cridspapo.dll)が原因とのことで、該当するノートPCなどのシステムではWindows 11 24H2の配信が一時中止されるとのことです。一方で、すでにWindows 11 24H2を導入しているシステムに関しては現時点で解決策はなく、今後配信されるWindows Updateで修正される見込みになっています。
ちなみに、オーディオに関連する不具合としては1ヶ月ほど前に一部環境でオーディオ音量が最大化される不具合もありましたが、まだ修正が行われていないようです。
Auto HDR環境でゲームがフリーズ。修正されるまで設定を無効化することが推奨
音が出ない不具合の他に、SDRコンテンツをHDRコンテンツに変換し、画質を向上させるAuto HDRに関して不具合が報告されているとのことです。Microsoftによると、Auto HDRを使用した際に、ゲームなどで本来とは異なる色合いなど描写不具合が発生するほか、一部ゲームではフリーズしゲームが動かなくなるとのことです。Microsoftでは具体的にどのゲームが影響を受けるかは明らかにしていませんが、問題が修正されるまではAuto HDRの設定を「設定→システム→ディスプレイ→HDR」からAuto HDRの設定を無効化することが推奨されています。
なお、これらの不具合についてはMicrosoftも修正を準備していますが、アメリカでは大多数の人が長期連休に入るため、おそらくこれら不具合の修正に関しては2025年1月初旬から中旬以降になると考えられます。
Some devices that have Dirac Audio with cridspapo.dll might lose audio output | Microsoft
Auto HDR might cause games to stop responding or display incorrect colors | Microsoft
https://learn.microsoft.com/en-us/windows/release-health/status-windows-11-24h2#3465msgdesc
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