Windows 11は2021年10月5日にリリースされ、その当時の初期バージョンは2021年下半期にリリースされた事から『21H2』バージョンと呼ばれていますが、Microsoftではまもなくこの初期Windows 11向けに最新の『22H2』への自動更新を行う予定であることが明らかになりました。
Windows 11初期バージョンの21H2は22H2へ自動更新が行われる模様。更新の拒否が可能かは言及無し
Microsoftが2021年10月5日にリリースしたWindows 11の初期バージョンは21H2バージョンと呼ばれており、このWindows 11最初のメジャーアップデートとなる22H2(2022アップデート)が2022年9月20日よりリリースが行われていますが、Microsoftではこの初期バージョンである21H2ユーザーに対して、22H2へ自動的にアップデートを行う事をMicrosoftのサポート文章経由で発表を行いました。
2023年1月26日に発表されたサポート文章では以下の通り記載されています。
本日(23年1月26日)より、Windows 11 バージョン21H2 HomeおよびProエディションを実行しているコンシューマー向けおよび非管理下のビジネスデバイスをWindows 11 バージョン22H2へ自動的に更新することを開始します。Windows 10以降、当社は自動更新を通じて、WindowsユーザーがサポートされるバージョンのWindowsを常に最新かつ安全に利用できるよう支援してきました。Windows 11でもこの同じアプローチを活用し、お客様の保護と生産性の維持を支援します。
Windows 11 バージョン 22H2 への自動アップデートはバージョン 21H2 を最も長い期間使用しているデバイスから徐々に行われる予定です。これまでと同様に、デバイスを再起動し、アップデートを完了させるために都合の良い時間を選択する機能があります。
MicrosoftではWindows 10時代でもアップデートが強制される事はありましたが、強制自体はサポート終了のバージョンを使用している場合に限られるなど安全性に問題がある場合に限り強制アップデートが行われる方針となっていました。
しかし、Windows 11 21H2のサポートは2023年10月までと猶予があるなかで22H2へ半強制的にアップデートを行う方針へ変更が行われたようです。
なお、Microsoftのサポート資料内にはユーザーがアップデートを拒否する事が出来るかなどについては記載がなく恐らくWindowsのポリシー規定などでアップデートを拒否する設定を行わない限り22H2へのアップデートは強制的に行われる可能性があります。
なお、Windows 11 22H2で追加される機能としては以下の機能があるようです。
- スタートメニュー内にフォルダー配置が可能に
- スタートメニューのピン留め可能なアプリのサイズ変更
- タスクバーへのドラッグ&ドロップに対応
- タッチパネル向けに新しいジェスチャーコントロール
- 新しいスナップレイアウト設定
- 新しいタスクマネージャー
- 近距離共有機能が強化(Bluetooth非搭載でも利用可能に)
- フォルダーアイコン内にフォルダー中身のファイルのサムネイルが表示
- GPUスケジューリング機能でゲーミング性能向上
- エクスプローラーでのタブ機能
Windows 11 22H2に関してはセキュリティーおよび機能の向上が図られている一方で、Windows Updateで心配される方が多いバグについても個人的にはあまり無い印象です。ですので、アップデートを拒否する明確な理由が無い場合は無難に22H2へのアップデートを適用した方が良いと思います。
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