Windows 10 KB5049981 でもDACやUSB機器が認識不良になる不具合発生中

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Windows 10 KB5049981 でもDACやUSB機器が認識不良になる不具合発生中

Microsoftでは毎月第2火曜日に実施されるパッチ・チューズデーでWindows 11向けおよびWindows 10向けにセキュリティー上問題を修正するアップデートを配信しました。

Windows 11 24H2 KB5050009 でオーディオやWebカメラが動作不良になる不具合多発中

ただ、その中でWindows 11 24H2向けKB5050009アップデートではBluetoothオーディオやWebカメラ、DACオーディオなどを接続不良に陥らせる不具合が見つかるなど信頼性と安定性はかなり低いアップデートでセキュリティー面で妥協できる環境であればアップデートの見送りまたはアンインストールした方が良さそうな状況になっていますが、Windows 11 24H2のみならず、Windows 10向けに配信されたKB5049981アップデートでもDACやUSB機器、Snipping Toolが動作不良に陥る不具合が報告されているようです。

Windows LatestやRedditで報告された情報によると、Windows 10 KB5049981アップデート適用後にUSB接続のDACが機能しなくなる不具合が多数、挙げられており、大多数は『このデバイスを開始できません。 (コード 10)　システムリソースが不足するため、API を終了できません。』と言うエラーが表示されるとのことです。影響を受けるDACが限られているのか、すべてのDACが影響を受けるのかは定かではありませんが、Redditで寄せられる情報では多くのメーカーの製品が影響を受けているほか、ノートPCにおいてもDACを内蔵している機種では影響を受ける可能性があります。

また、DAC以外にもUSB接続のデバイスが動作不良に陥る問題も発生しているようで、例えばUSB接続のWi-FiやBluetoothドングルなどの電源は入るものの、通信エラーが発生しインターネットやBluetooth機器が使用できないと言った不具合も報告されているとのことで、Windows 10 KB5049981もかなり問題を抱えたアップデートであると言えそうです。

なお、DAC機能やUSB接続デバイスの動作不良はKB5049981アップデートが原因であると考えられるため、アップデートの見送りやアンインストールにより問題の解決が図れます。ただ、このKB5049981アップデートは悪用が確認されているゼロデイ脆弱性など深刻なものに対応したものになっています。そのため社用PCなどセキュリティーが求められる環境でのアンインストールなどは推奨されません。

一方で、個人用途のPCでセキュリティー面で妥協ができ、DACやUSB機器などの動作不良が使い勝手に大きな支障を来すようであればアップデートの見送りアンインストールも選択肢の1つですが、問題が解決された際にはすぐにアップデートする必要があります。