Windows 11にインターネット速度計測機能が実装へ。ただしBingへ飛ばす仕様
Microsoftは将来的に投入されるWindows 11の機能を先行体験できるInsider Previewにて設定画面のUI変更などが実装されることが明らかになりましたが、このUI変更に伴いこれまでサードパーティーのウェブサイト(fast.comなど)に頼らざるを得なかったインターネットの速度テストが、OSから直接実行できるように変更されるようです。ただ、一件便利そうなこの機能ですが、Microsoftの自社検索エンジンであるBingを使わせるための手段の1つとして活用されるようです。
タスクバーからワンクリックで速度テスト。
The network icon in the system tray's context menu and the Wi-Fi quick settings page in Windows 11 are getting buttons to let you quickly run a network speed test. (Takes you to Bing to do the speed test.) pic.twitter.com/ZXcQvs5BP8
— phantomofearth (@phantomofearth) September 13, 2025
Windows Insiderの新機能をデータマイニングなどを通じて検証しているphantomofearth氏によると、Microsoftは近いうちにタスクバーのネットワークアイコンを右クリックまたはクイック設定パネルから「速度テスト」ボタンが表示されるようになるとのことです。これにより、fast.comやspeedtest.netなどをブラウザー経由で開く必要がないなど利便性が一定程度向上しています。

ただ、この「速度テスト」はOSに統合された機能ではなく、デフォルトのブラウザー経由で、Microsoftの検索エンジン「Bing」の速度テストページにリダイレクトされる仕様とのことです。そのため、実態としてはBingへのショートカットと言う位置づけで動作する仕様になっています。
なお、この速度テスト含めた機能はInsider Previewビルド(26220.6682および26120.6682)に含まれており、今後はWindows 11 25H2の正式リリースかそのあとまもなく登場すると考えられ、比較的早い段階で一般ユーザーにも展開されると予想されています。
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