AMD 次世代GPU「UDNA」の一部スペックが登場。最上位モデルはGeForce RTX 4090に迫る性能?

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AMD 次世代GPU「UDNA」の一部スペックが登場。最上位モデルはGeForce RTX 4090に迫る性能?

AMDは現行のRDNA4アーキテクチャーを搭載するRadeon RX 9000シリーズの後継グラフィックカードの発売を予定していると言われ、さらにアーキテクチャーもゲーミング用のRDNAとエンタープライズ向けのCDNAを統合したUDNAと呼ばれる完全新規設計の新世代GPUアーキテクチャーに刷新されると言われていますが、今回このUDNAを初めて搭載した新しいRadeonグラフィックカードのスペックや大まかな性能に関する情報が登場しました。

現行のRDNA4アーキテクチャーを採用するRadeon RX 9000シリーズはミドルレンジ向けを中心にラインアップしており、NVIDIAのGeForce RTX 5080以上のモデルに対抗するハイエンドモデルは投入されていませんした。しかし、UDNAアーキテクチャーを採用するグラフィックカードからは再びハイエンドモデルを投入するようです。

Kepler_L2氏によると最上位モデルは96コアのCompute Unit(CU)と384-bitのバス幅、ミドルレンジが64コアのCUと256-bitのバス幅、そしてエントリーが32コアのCUと128-bitのバス幅とRDNA3世代のRadeon RX 7000シリーズのラインアップに戻る可能性を指摘しています。

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AMDはRDNA4登場前に同社のハイエンドモデルは市場を盛り上げるもののシェアには結びついていないとし、将来的にハイエンドモデル投入を検討するものの直近では現実的な選択肢ではないことを明らかにしていました。しかし、RDNA 4が市場で成功を収めたことや、UDNAアーキテクチャがエンタープライズ向けのCDNAと統合されることで開発リソースをより効率的に配分できるようになった結果、再びハイエンドモデルへの道が開かれたのかもしれません。

このUDNA世代の最上位モデルは96 CUを搭載するとのことで、コア数自体はRDNA 3世代のRadeon RX 7900 XTXと同じです。アーキテクチャの刷新による大幅な性能向上が期待される一方、Kepler_L2氏の情報では、その性能はGeForce RTX 5080からRTX 4090の間に位置するレベルと見られています。これは、NVIDIAの次世代最上位モデル(仮称: RTX 6090など)と真っ向から競合するものではないことを示唆しています。

この性能は、常に最高性能を追い求めるユーザー層には物足りなく映るかもしれません。しかし、もしRadeon RX 9000シリーズのようにコストパフォーマンスを重視した価格設定で登場すれば、純粋に4K解像度での快適なゲーミングを求める多くのユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。その場合、RDNA 4世代以上の市場シェアを獲得することも期待できそうです。

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