PlayStation 5 Pro (PS5 Pro)の内蔵APUはTSMC 5nm系列で製造へ。3nmはコストメリットが無いため採用されず。
ソニーではPlayStation 5 (PS5)について発売から既に3年程度が経過しており、2023年秋以降に投入される改良版モデルのCFI-1300ではTSMC 5nm製の内蔵APUに切り替えられ、コストダウンと内部部品の合理化が図られる見通しになっています。
その翌年の2024年頃にはPlayStation 5 Pro (PS5 Pro)と呼ばれる上位モデルの登場が予定されており、内蔵APUの性能強化などが図られると見られていますが、このPS5 Pro向けの内蔵APUの製造プロセスについて
It's not 3nm tho 😛
— Kepler (@Kepler_L2) August 2, 2023
N4P most likely. There isn't much difference in power/perf anyway, N3E is mostly about logic density (which is offset by the increased wafer cost).
— Kepler (@Kepler_L2) August 2, 2023
PC向けのGPU関連の情報などのリーカーであるKepler_L2氏によると、PS5 Proに使用されるAPUについては2024年時点では主流になりつつあるTSMC 3nmは採用せず、TSMC 5nm世代にあたるN4Pプロセスが使用されるとのことです。
N4PプロセスについてはTSMC 5nmの中では3世代目のプロセスとなっており5nmの初期型であるN5に対して性能面では11%向上し、電力効率は22%、トランジスタ密度は6%向上しています。また、N4Pでは製造プロセスの複雑さも軽減しており、設計および製造コストの低減にも貢献するとされています。
Kepler_L2氏によると、PS5 ProでN4Pが採用される背景としては、最も高密度なダイを実現できるプロセスはN3Eではあるものの、求められている電力効率面では大きな違いはなくコスト面でもN3Eはダイサイズ縮小に対してコスト高騰の方が上回ってしまう事からN4Pが採用される見通しとのことです。
PS5 Proではリーク情報によると、Compute Unitは36基から60基へ増え、4Kやレイトレーシング時のパフォーマンスの他、8Kゲーミングまでサポートするとのことで、性能は大きく引き上げられますが同等の性能を持つゲーミングPCであれば10万円を超えるような性能となっています。そのため、ソニーでは性能とコストのバランスが最も優れるTSMC N4Pを採用する事でコンソールゲーム機として許容できる価格に抑える事を検討していると考えられます。
コメント
コメント一覧 (3件)
ゲームが安価であった時代が懐かしい
安価だった時代なんてない、ゲームはいつでも高かった、SFC末期が特別高かっただけ
いつもお小遣いをコツコツ貯めて、ギャンブルでソフトを買っていた、大人になってようやく普通に買える様になった時には嬉しかったもの
ゲームボーイ時代は安かったけどな。
ガラス展示されてたカラーゲームボーイを6800円で買った記憶があるわ。
ソフトも2980~4980円位だったな。