次世代Pixel搭載のTensor G4はExynos 2400がベースに。リフレッシュではない可能性
Googleが2024年に投入すると言われている次世代PixelであるPixel 9シリーズについては搭載するSoCは現行のPixel 8に搭載されているTensor G3をベースにAI機能などを強化したリフレッシュ版が搭載される過去に噂されていました。そのため、SoC自体はGalaxyでの搭載はお蔵入りとなったExynos 2300がベースとなったSoCで性能面で2024年投入予定のSnapdragon 8 Gen 4やDimensity 9400に対して性能が大きく劣ることが危惧されていました。
しかし、新しいリークによるとGoogleの次世代Pixelに搭載されるSoCは2024年に発表されたGalaxy S24シリーズに搭載されているExynos 2400をベースにしたSoCに変更されるようです。
Xで活動するリーカーのOreXda氏によると、Tensor G4はExynos 2400をベースになるようです。ただ、Exynos 2400では1+5+4構成の10コアであるため、たとえExynos 2400をベースとしながらもコア数は1+3+4の8コアと若干性能は下る方向になります。
ただ、それでもExynos 2300をベースとするTensor G3ではSnapdragon 8 Gen 3に対して6割程度の性能しかありませんが、Exynos 2400ベースであればたとえ8コアに減っても8割程度の性能は持つと考えられ2024年に発売しても性能が低すぎるという批判は避けることが可能になります。
Exynos 2400をベースとすることで、製造プロセスは4LPP+に変更されるため省電力性能も向上するためバッテリー持続時間の向上や高負荷なゲームを持続してプレイが可能になるなどメリットが生まれるほか、サムスン側としても最新鋭のプロセスを利用してもらうことでファウンドリーへの投資を回収できるチャンスとなります。
なお、GoogleではTensor G3やTensor G4などはサムスンのExynosをベースとしたSoCとしていますが、2025年に投入予定のTensor G5ではGoogleがすべてを設計するSoCになる予定です。そのため、どのExynosを搭載しようとサムスン製SoCをベースとするのはこれが最後と言えそうです。
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