GoogleがPixel 8およびPixel 8 Proでベンチマークが行えない様にブロック。Google Playストアからインストール不可に
GoogleではフラッグシップスマートフォンであるPixel 8とPixel 8 Proの発売を2023年10月12日に行い、多くのレビューアではテストを行っているのですが、スマートフォンのレビューで定番とも言えるベンチマークの多くがGooge Pixel 8ではインストールが出来ないように設定されている事が明らかになりました。
ここで対象となっているベンチマークソフトはGeekbenchやAntutu、3DMarkなどスマートフォンのCPU性能やGPU性能を計測する主力なソフトになっており、明らかにGoogleは端末の『性能』を客観的な数値で比較されるのを嫌ったような動きになっています。
Googleがここまでベンチマークされるのを阻害する理由としては、内蔵されているTensor G3の性能がPixel 8やPixel 8 Proと同額のスマートフォンに比べると劣っているからであると考えられています。
同機に内蔵されているTensor G3はサムスンが開発したもののお蔵入りとなったExynos 2300をベースにGoogleが一部機能をアレンジしたSoCになっています。しかし、このTensor G3についてはサイドローディングなどを駆使してインストールされたGeekbench上ではシングルコアが約1800pt、マルチコアが約4500ptとなっており、最近発売されているハイエンドスマートフォンに搭載されているSnapdragon 8 Gen 2に比べると低いスコアで、GPU性能もSnapdragon 8 Gen 2と比べると劣っておりミドルレンジスマートフォンに搭載されているSnapdragon 888に近い性能なっており、性能に焦点を当てられたくない事は明白と言えます。
なお、GoogleではGeekbenchなどベンチマークソフトをGoogle Playストアでもインストールできないように設定しているため、一般消費者も端末購入後にインストールは出来ない状態になっています。しかし、Androidではサイドローディングと呼ばれる手法でGoogle Playストアを介さずに任意のアプリをインストールする事が出来ますし、ベンチマークを動作させる事も可能です。
そのため、Googleのこの動きはGoogle自身がPixel 8やPixel 8 Proに対して性能面で自信がない事を目立たせる事に繋がっているため逆効果と言える行動なのですが、なぜこのような事をしてしまったのかは謎です。
コメント
コメント一覧 (1件)
これはダサいなぁ