2019年10月に発売されたSurface Pro 7から1年以上経つSurface Proシリーズですが、その次世代型であるSurface Pro 8の試作機がebayに出現しました。
Iris Xe搭載でデザインに変更なし
2019年10月にSurface Pro 7が発売されて約1年になりそろそろ新型であるSurface Pro 8が出てもおかしくない時期になりました。そんな中で、オークションサイトのebay*でSurface Pro 8の試作機が出品されていた模様です。
*日本で言うヤフオクですが、世界中のモノが売られている版です。売りて、買い手それぞれに対する保証やサービスなどはヤフオクより充実しています。日本に進出しようとしましたが、ヤフオク側が出品手数料無料化などをして残念ながら日本からは撤退しています。
最上級モデルが出品された模様
ebayに出品された情報を見ると、仕様はCore i7-1165G7、メモリー32GB、容量が1TBと現行のSurface Pro 7を上回るメモリー容量であり最上級仕様の試作機であると見られています。
内蔵GPUが大幅強化。デザインは変更なし
出品された情報では、CPUは第11世代Coreプロセッサー『TigerLake』アーキテクチャーを採用したCore i7-1165G7を採用しています。Core i7-1165G7では、Intelで最も微細なプロセスである10nmプロセスで製造され、4コア、8スレッドを搭載し、Surface Pro 8がどれほどの熱設計をしているかによりますが、最大で2.8GHzで動作します。
また、このCore i7-1165G7最大の目玉は『Iris-Xe』グラフィックスを搭載する事です。
Core i7-1165G7では、Xeアーキテクチャーを採用した『Iris Xe』を搭載し、96ものグラフィックス実行ユニットが1.3GHzで動作します。ベンチマーク結果などによると、Core i7-1165G7に搭載されている『Iris-Xe』ではFortnite、Apex LegendsをフルHDで50fps程度で動かすことが可能なようです。
試作機では、32GBメモリーを搭載しておりSurface Pro 7で最高だった16GBの2倍に増えています。一方で内蔵ストレージでは1TBと据え置きになると見られています。
発売時期は2021年に延期に
Surfaceシリーズの多くは1年置きに発売されており、Surface Pro 8も例年通り秋頃に発売されるものと考えられていました。しかし、コロナによるサプライチェーンの問題や半導体需要の大幅増加により発売時期は2021年の初旬にずれてしまう見通しとなっています。
今回出現したSurface Pro 8ですが、残念ながらデザインなどは変更が無く、画面サイズも12.3型でベゼル幅もSurface Pro 8と全く同じです。ひょっとしたら中身だけ入れ替えた試作機と言う可能性も否定できませんが、2021年初旬に発売という事を考えると、見込みは薄いと考えられます。一方で、Iris Xeを搭載したSurface Proシリーズはグラフィックス性能が大幅に上がる事からクリエイティブ用途から軽いゲーミング用途まで幅広い層を取り込める可能性はあります。デザインも古臭さは若干感じるものの、依然としてシンプルで美しいデザインである事には違いが無いのでデザインは変えず、中身だけ一新と言うだけでも需要はありそうです。
コメント