Surface Laptop Studio 2のベンチマーク登場。Raptor LakeとRTX 4060搭載

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Microsoftでは2021年9月にハイエンドノートPCのSurface Laptop Studioを発表し、2022年3月から国内で発売がされていますが、今回この次世代モデルのSurface Laptop Studio 2のベンチマークがGeekbench5データベースに登録され、CPU性能などが明らかになっています。

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Surface Laptop Studio 2のベンチマーク登場。デスクトップCPU並みの性能のCPUを搭載し、GPUはRTX 4060にパワーアップ。

Microsoftは、この春にSurfaceの新製品をいくつか出荷する準備を進めていますが、同社の計画に詳しい情報筋によると、Surface Laptop Studio 2が登場するとのことです。このデバイスはコードネーム “Ersa “と呼ばれており、このデバイスで計測されたGeekbenchベンチマーク結果が登場、しSurface Laptop Studio 2のスペックの詳細が明らかになりました。

オリジナルのSurface Laptop Studioでは、14.4インチの120Hzタッチパネルを搭載しており、CPUには第11世代のCore i5-11300HまたはCore i7-11370Hを搭載しています。GPUについては、Core i5モデルはCPU内蔵GPUのみ搭載されていますが、ハイエンドのCore i7モデルではGeForce RTX 3050 Ti 4GBが搭載されるなど、エントリーレベルのゲーミングノートPC並みのスペックを持ったモデルになっています。

一方、今回Geekbenchに登場したSurface Laptop Studio 2では、CPUには第13世代(中身は12世代)のCore i7-13700HまたはCore i7-13800Hが搭載され、上位モデルにはNVIDIAのGeForce RTX 4060が搭載されるようです。

ベンチマーク結果では、CPU側はCore i7-13800H搭載モデルが登録されており、シングルコアは2564pt、マルチコアは12463ptを記録しています。

シングルコアについては、デスクトップ向けのCore i9-12900Kに近く、従来のCore i7-11370Hに比べて1.5倍のスコアを記録しています。

マルチコアについては、デスクトップ向けCPUに対してはCore i5-12600KやRyzen 9 5950X並みのスコアを記録しており、Core i7-11370Hに比べて2.27倍と性能が大きく向上しています。

今回、CPUのベンチマークとは別にGPUのベンチマークも登録されており、下位モデルに搭載されるCore i7-13700HではCPU内蔵GPUのみの搭載となるようです。ベンチマーク結果ではOpenCLが20,026ptを記録しています。このCore i7-13700Hには1.5 GHz動作で96基のExecution Unitを搭載したIris Xeが搭載されています。一方で、Core i5-11300Hに搭載されていたIris XeではExecution Unitが80基、動作クロックは1.3 GHzと低めのため、今回はおおよそ1.3倍近い性能向上が確認できます。

上位モデルに搭載されるGeForce RTX 4060搭載モデルではOpenCLスコアは81,285ptを記録しています。RTX 3050 Tiでは60,000ptぐらいが記録されていたことから、こちらはおおよそ1.3倍近い性能向上が確認できます。

RTX 3050 Tiは最大1.7 GHz動作のCUDAコアを2,560基搭載し、VRAMには12Gbps動作のGDDR6を4GBをバス幅128-bitで搭載されています。一方でRTX 4060では最大1.9 GHz動作のCUDAコアを3,072基搭載し、VRAMには16Gbps動作のGDDR6を8GB、バス幅128-bitで搭載されるなどSKUが1ランク上がったことや新世代のモデルが搭載されているため、仕様面でも大幅なスペックアップが図られています。

MicrosoftではSurface Laptop Studio 2を2023年中に発売を予定していますが、具体的な発売時期に関する情報は現時点では不明です。

Surface Laptop Studioに関してはSurface Laptop市場最もパワフルなモデルとして登場しましたが、GPUは確かに当時最新のRTX 3050 Tiを搭載していたものの、CPUがIntelの第11世代CPUを搭載していたため4K動画編集などをするには厳しく、中途半端感のある製品でした。しかし、Surface Laptop Studio 2ではネックだったCPUを最新鋭のRaptor Lake-Hに変更する事で性能は2倍以上向上しているため、4K動画の編集も十分対応する事が可能でSurface Laptop Studioがターゲットとしているプロ用途においても活躍が見込めます。また、グラフィックスもRTX 3050 TiからRTX 4060へとアップグレードが行われているため、プロ用途の他にゲーミング用途でも使える可能性も高そうです。ただ、価格も性能と同様に高くなると考えられ、恐らく現在の最安値である21万円から25万円程度は値上げすると見られています。また、RTX 4060を搭載するモデルに関しては現行の24万円から30万円近い価格になると見られています。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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