12V-2×6を4口備えた2800W対応の電源ユニットが登場。GeForce RTX 4090も4台搭載可能
電源ユニットやケースなどを作っているSuper FlowerがComputex 2024にて最新のLeadex VIIシリーズを発表し、この中で最大2800Wの出力を持つ電源ユニットを発表しました。
このLeadex VIIシリーズの最上位モデルとなるLeadex ATX 3+では合計4口の12V-2×6(12VHPWR)を備えた電源ユニットになっており、最大2800Wの出力まで対応するようです。また、高い信頼性と電力効率を持ち、80PLUS Platinum認証も取得した製品になっているとのことです。
この電源ユニットについて詳細情報はまだ明らかにされていませんが、大きさは通常のATX電源より明らかに大きいほか、電源出力も2800Wと一般家庭で使える1500Wの2倍近くで、通常の100Vコンセントからの電力供給は不可能で、200Vコンセントから電源を取る必要があると言えそうです。ただ、2800Wまで対応している他、12V-2×6コネクターを4口備えているため、TDP 450WのGeForce RTX 4090を4基同時に運用しても出力に余裕があるため、極めて限られた用途ではありますがAI開発などで多くのGeForce RTX 4090などを使うユーザーには最適な製品になっています。
この電源ユニットに関しては価格や発売時期などまだ明らかにされていませんが、購入者がかなり限られるため価格は非常に高価になる可能性があるほか、出力も大きいことから日本で販売されるかどうかも怪しいところです。ただ、仮に発売されたとすると、電源ユニット自体が最大2800Wまで対応となると3000Wを超える消費電力が求められることになります。そのため、一般家庭で使うにはエアコン用に設置されている200Vコンセントがあれば、使う事ができるかもしれませんので、RTX 4090を大量に使いたい人はこんな電源ユニットがあるという事を頭の片隅に置いて置くと良いかもしれません。
[Computex 2024] Super Flower Releases the Leadex VII 2800W Beast (and more)! | Hardware Busters
https://hwbusters.com/news/computex-2024-super-flower-releases-the-leadex-vii-2800w-beast-and-more
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