Snapdragon X Plus搭載のSurface Pro 10のベンチマーク登場。10コア、16GB構成に
Microsoftでは法人向けにCore Ultraシリーズを搭載したSurface Pro 10を発表していますが、2024年5月10日に開催予定のイベントでコンシューマー向けにもSurface Pro 10を発表します。この時に発表されるSurface Pro 10ではCPUにCore Ultra搭載モデルのほかに、QualcommのSnapdragon X PlusとSnapdragon X Eliteを搭載したARM版も発表されると見られています。
今回、このARM版と見られるSurface Pro 10のベンチマークが登場し、Snapdragon X Plusの機械学習性能やコア数そして、動作クロックやメモリーなどが明らかになっています。
ベンチマークに掲載されたモデルはOEMMNと言うコードネームが付けられていますが、これは過去にSurface ProのSnapdragon X搭載モデルであると明らかにされています。
And if this wasn't enough for today, a new Pro 9 5G firmware update landed with updates to the Cpu Ihv Smf driver clearly listing 8380 (Snapdragon X) pic.twitter.com/8KIYdlyqET
— Gustave Monce (@gus33000) January 10, 2024
ベンチマークは機械学習性能を計測するGeekbench MLで計測された結果になっているためほかのCPUなどと単純な比較は難しくなっていますが、参考までにSnapdragon X PlusのONNX CPUスコアでは2410ポイントと性能的にはCore i5-13500Hに近いスコアを記録しています。
CPUの仕様はP-Coreを6コアとE-Coreを4コアの合計10コア構成で、動作クロックは3.42 GHzに設定されています。コア数はSnapdragon X Eliteの8P+4Eに対して2コア少ないですが、動作クロックは同じ3.42 GHzに設定されているため、Snapdragon X Plusとの違いはコア数だけの可能性がありそうです。
また、内蔵されるメモリーは16GBであり、Windows 11とCopilotやAI Explorerと言ったAI機能を使っても不足がない容量に設定されています。
Surfaceシリーズについては過去に何度かARM搭載版を出していましたが、毎度失敗に終わっていました。しかし、今回のSnapdragon Xシリーズはエミュレーションでも高いパフォーマンスを発揮するなどかなり期待が高まりますが、高価格であることが確定しているSnapdragon X Elite以外にも価格が抑えられる可能性があるSnapdragon X Plus搭載モデルも用意されるのは朗報と言えます。
OEMMN OEMMN (ONNX DirectML Inference Score) | Geekbench ML
https://browser.geekbench.com/ml/v0/inference/367614
OEMMN OEMMN (ONNX CPU Inference Score) | Geekbench ML
コメント