Snapdragon X Elite搭載ノートパソコンの価格が判明。MacBook Pro並みとかなり高価に
QualcommがArm対応Windows向けに独自CPUコアのNuviaを搭載したSnapdragon X Eliteを2024年に投入予定です。このCPUではAppleのMacbook Proなどに搭載されているM2 Pro並みの性能を発揮すると言われていますが、このSnapdragon X Eliteを搭載したサムスンのGalaxy Book 4 Edgeと呼ばれる製品の販売価格に関する情報がドイツのWinFutureが入手しました。
WinFutureによると、Galaxy Book 4 Edgeの一部バリアントは€1800程度で、日本円では288,000円で販売されるとのことです。一般的にヨーロッパでは高い税金により日本で購入するよりも電子機器の販売価格は高くなりますが、税金が20%取られていたとしても、24万円程度とAppleのMacBook Proの最廉価モデルと同じ価格になっています。
Snapdragon X Eliteは性能面ではM2 Pro並みの性能を持つと言われているため、MacBook Pro並みの価格でも性能は同じですが、現時点ではApple製品ほど対応アプリが無いほか、対応製品も少ないためMacBook Proと同じ価格と性能であっても競争力があるかと言われると微妙と言えます。
ただ、Snapdragon X Eliteでは高性能なNPUを内蔵しているため、StableDiffusionなど画像生成において高いパフォーマンスが発揮できると言われているため対応ソフトやパフォーマンス次第ではArm版Windowsの人気も高まり対応ソフトが増えることに期待がかかります。
なお、Galaxy Book 4 Edgeは2023年12月に発表されたGalaxy Book 4をベースにしたモデルで、14インチで解像度2880 x 1800のディスプレイを搭載し、既に発売されているモデルではIntel Core Ultraが内蔵されていますが、EdgeモデルではCPUにSnapdragon X Eliteを搭載するほか、5Gにもサポートする可能性がありますが、同ノートパソコンの詳細仕様については現時点ではまだ明らかにされていません。
ソース:Winfuture(ドイツ語)
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