Snapdragon 8 Gen 5は2P+6E構成。Pコアは5 GHzとEコアは4 GHzで動作する可能性
Qualcommは2024年10月に、ハイエンドスマートフォン向けチップセット「Snapdragon 8 Gen 4」を発表する予定です。このチップセットには、独自開発のOryonコアが2P+6E構成で搭載されます。さらに、その次世代モデルとなる「Snapdragon 8 Gen 5」では、Oryonコアの改良版の搭載に加え、動作クロックの大幅な向上が予定されているようです。
リーク情報によりますと、Snapdragon 8 Gen 5はSnapdragon 8 Gen 4と同じく2P+6Eの合計8コア構成になりますが、動作クロックがP-Coreで5.0 GHz、E-Coreで4.0 GHzに大きく引き上げられる見込みだということです。Snapdragon 8 Gen 4ではP-Coreが4.32 GHz、E-Coreが3.53 GHzに設定される予定であるため、P-Core、E-Coreともに約15%ほど動作クロックが向上することになります。
Snapdragon 8 Gen 4は、上述のコア構成と動作クロックでGeekbench 6のマルチコアスコアが1万ポイントを記録しています。したがって、動作クロックの向上だけを考慮しても、Snapdragon 8 Gen 5は1.15万ポイントまでスコアが上がる可能性があり、Apple M3に迫る性能を発揮するかもしれません。
Snapdragon 8 Gen 5の製造には、TSMCの第3世代3nmプロセス「N3P」に加え、コストダウンのためにサムスンの2nm GAA「SF2」プロセスのデュアルソーシング化が行われると見られています。このアプローチが上手くいけば、Snapdragon 8 Gen 4に対して大幅なコストアップを避けながら、非常に高い性能を持つチップセットに仕上がると考えられます。ただし、発売は2025年10月頃の予定であるため、まだ内容が変更される可能性があります。
lei•neverrmindme | X (Twitter)
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