Dimensity 9400はSnapdragon 8 Eliteより約20%安価に。2025年以降はDimensity 9400採用機種が大幅に増える可能性も
2024年に投入されるフラッグシップスマートフォン向けチップセットとして、QualcommのSnapdragon 8 Elite (旧名 Snapdragon 8 Gen 4)とMediaTekのDimensity 9400がリリースされる予定となっていますが、これら2つのチップセットの供給価格に関するリーク情報が中国のリーカー経由で登場しました。
数码闲聊站氏がWeiboに投稿した情報によると、2024年発売の各社ハイエンドチップセットで採用されるTSMC N3Eのコストは非常に高く、20%も高騰するようです。また、MediaTek Dimensity 9400は約$155で供給され、Snapdragon 8 Eliteは約$190で供給が行われる予定とのことです。この供給価格は台数規模やチップセットメーカーとスマートフォンメーカーの契約の取り方や力関係により変動するものとなっていますが、Dimensity 9400の方がSnapdragon 8 Eliteより18.4%安価な設定になっているようです。
現在出回っている多くのハイエンドスマートフォンではQualcommのSnapdragon 8が搭載されており、この理由は主にパフォーマンスが一番高いからなのですが、Dimensity 9400ではCPU性能はSnapdragon 8 Eliteに劣るものの、GPU性能は上回る公算が高くなっています。特にハイエンドスマートフォンでユーザーに求められている性能はゲーミング性能であることから、この価格差やゲーミング性能に振った特性から2025年以降に発売されるスマートフォンでは、今までSnapdragon 8を使っていたメーカーがDimensity 9400などに切り替える可能性がありそうです。MediaTekがどれだけ躍進するのか注目です。
コメント
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もう過剰スペックなんだから値段安くてもわざわざ買う奴そんなに居ないだろ?