QualcommがSnapdragon 8 Gen 5でTSMCに加え、サムスンの2nmプロセスにも興味がある模様
삼성-TSMC, 퀄컴 2나노 AP 개발 경쟁 – 전자신문 (etnews.com)
Qualcommでは2024年にTSMC 3nmを活用して製造するSnapdragon 8 Gen 4を投入予定ですが、Qualcommではその次世代にあたるSnapdragon 8 Gen 5についてTSMCに加えてサムスンでの製造も検討していることが明らかになりました。
韓国のETNewsによると、QualcommはTSMCおよびサムスンの両社に対して2nmのサンプルチップを注文したとのことのです。このサンプルチップは製造には6から12ヶ月ほどかかるため、Qualcommでは今後の開発に向けた検討や交渉のために早めの注文を行ったと見られています。
Qualcommはこのプロトタイプの出来栄えや歩留まり、供給価格などを考慮した上でファウンドリーをどこにするのか決めますが4nmのSnapdragon 8 Gen 3、3nmのGen 4で選定落ちしたサムスンは今回も入っているため、QualcommとしてはTSMC1社に依存する体制をいち早く脱却したいと考えているようです。
特にSnapdragon 8シリーズについてはプロセス微細化が進むたびに供給価格が上がっており、Gen 3では価格は$200で、Gen 4ではQualcommが独自開発したOryonコアを搭載することや、コストが高いTSMC 3nmを採用するため、これを上回ると見られています。そのため、Qualcommとしては価格面で安い他に、競争させることでTSMCに対してより良い契約条件を突き付けることを狙っている可能性があります。
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