Snapdragon 8 Gen 4の動作クロックは最大4.3 GHzに到達する見込み。消費電力は10Wで冷却性能がより重要に
Qualcommが2024年10月ごろの投入を目指して開発しているSnapdragon 8 Gen 4ではSnapdragon X Eliteに搭載されている独自開発のNuviaコアをTSMC 3nmで製造することで非常に高いパフォーマンスを発揮すると見られており、既に登場しているベンチマークのリークではApple A17 Proを超えるような性能を発揮しています。
そんなSnapdragon 8 Gen 4ですが、数日前のリークでは動作クロックが4.0 GHzを超えることもできるという話がありましたが、中国経由のリークによると動作クロックは最大で4.3 GHzに到達することが可能とのことです。この4.3 GHzに到達できるのは6コアあるうちのプライムコアのPhoenix-Lの2コアだけになる見込みで、PコアのPhoenix-Mはここまで高い動作クロックでは動かない様です。
ただ、このPhoenix-Lを4.3 GHzで動かした場合、シングルコアの動作でも10W近い消費電力に達してしまっているため、バッテリーの持続時間や冷却性能の問題から多くのスマートフォンでは動作クロックが3.8~4.0 GHzに下げられると見られています。
スマートフォン向けSoCの動作クロックについてはTSMC 3nmで製造されるApple A17 Proは最大3.8 GHz程度で動作させているため、Snapdragon 8 Gen 4を搭載する場合、大多数のモデルはこれぐらいの動作クロックで動作すると考えられます。
ただ、4.3 GHzまで高めたいとなると水冷の冷却機構を搭載したOnePlus 11 Conceptの様な高コストな冷却機構を備える必要があり、ほとんどのスマートフォンではここまで高い動作クロックへの対応はしないものと考えられます。
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ソース:轻极测 | Bilibili
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