サムスンがExynosブランドを廃止し、新たなブランド『Dream Chip』へ切り替える可能性
サムスンが開発するSoCは、長らくExynosというブランド名で展開されてきましたが、性能や発熱の面で競合のSnapdragonシリーズに劣る場合が多く、現在ではSnapdragonの劣化版という印象が強まっています。実際、最新のExynos 2200は、同世代のSnapdragon 8 Gen 1に比べて性能が劣り、消費電力も低いとは言えない状況です。しかし、サムスンは2024年以降に投入を計画しているExynos 2400で性能を飛躍的に向上させることを目指しています。
サムスン Galaxy S24搭載のExynos2400のベンチマーク登場。マルチコアはSnapdragon 8 Gen 2やA16 Bionicを超える性能。
ただし、Exynosブランドは、冒頭で述べた通り、高い訴求力を持っていないのが現状です。一方で、サムスンは性能が大きく向上したExynos 2400を2024年に投入する予定で、既に2023年10月に「Exynos 2400」として正式に発表しています。しかし、サムスンはExynos 2400を発表したものの、近い将来にExynosブランドを廃止し、新たに「Dream Chip」というブランド名に変更する可能性が出ています。
Goodbye Exynos.
— Connor / 코너 / コナー (@OreXda) November 28, 2023
Hello Dream Chip.
このDream Chipは、2024年1月に発表予定のサムスンGalaxy S24シリーズに搭載されることが確実視されています。実際のモデル名は、Dream Chipに続いて世代やティアを示す数字が入ると考えられます。また、このDream Chipへのリブランディングは、現行のExynos 2200などの旧世代SoCにも適用される可能性がありますが、現時点でのラインアップ詳細は明らかにされていません。
個人的な意見としては、Exynosは評判が悪く、避けたいSoCであるため、性能が大きく向上するタイミングでブランド名を変更するのは正しい判断だと思います。ただし、Exynos 2400は既にSamsung System LSI Tech Day 2023で発表されているため、このタイミングでのブランド名変更は遅いと感じます。
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