Sabrentが168TBのSSDを搭載したSabrent Apex X21 Destroyerを発表。31 GB/sで300万円

この記事は最終更新日から1年経過しています。掲載内容や情報が古い可能性があります。
  • URLをコピーしました!

NVMe SSDを合計21枚搭載できるインターフェースカードとしてApex X21が先月発表されましたが、NVMe SSDなどを販売しているSabrentが自社の最速SSD、Rocket 4 Plusを21枚搭載したSabrent Apex X21 Destroyerを発表しました。お値段340万円です。

目次

Sabrent製SSDを21枚搭載したSabrent Apex X21 Destroyer発表。合計168TBで速度は31GB/sを達成

NVMe SSDを最大21枚搭載できるApex Storage社のApex X21が先月発表されましたが、NVMe SSDなどを販売するSabrentが同社のPCIe Gen 4対応のハイエンドSSD、Rocket 4 Plusを21枚搭載したSabrent Apex X21 Destroyerを発表しました。

このSabrent Apex X21 DestroyerについてはPCIe Gen 4の16スロットに搭載が可能なPCIeカードで、合計21枚のNVMe SSDを搭載するため、メインボードとサブボードが2枚構成になっています。性能面では読み取り性能は最大30.5GB/s、書き込みは26.5GB/sでランダムパフォーマンスは、750万IOPSの読み取りと620万IOPSの書き込みが可能になっています。

ただ、オリジナルのApex Storage社のApex X21に対して、Sabrent Apex X21 DestroyerではPCIeスイッチングコントローラーが異なっており、Apex Storage社のモデルでは無名のPCIeスイッチングコントローラーを搭載しておりRAIDモードやOSの起動ドライブへの指定はできない仕様になっていました。しかし、Sabrent製ではHighPoint SSD7540 PCIe 4.0 x16 RAID Cardを搭載することで、RAIDモードの設定やOSの起動ドライブに指定するなどが可能になっています。

筐体に関しては、オリジナルと同じになっているため、メインボードとサブボードそれぞれにPCIe6ピン電源コネクターを繋ぐ必要があり、消費電力はピーク時は最大225Wになります。また、大量のNVMe SSDを搭載することによるサーマルスロットリングを防ぐために、最低でも400 LFMの空気流量が必要になるなど、サーバーラックでの運用が想定されています。

パフォーマンスについては搭載されているSabrent Rocket 4 Plus 8TBはピーク転送速度が7000 MB/sであるため、21枚搭載すれば理論上は147 GB/sと言う速度になります。しかし、PCIe Gen 4 x16の最大転送速度は32GB/sに制限されています。ただ、Sabrentが実施した社内テストでは31 GB/sとApex X21の公称値を超える性能を発揮しています。

SabrentではこのApex X21 Destroyerの価格については明らかにしていませんが、Sabrent Rocket 4 Plus 8TBの価格が$1099で販売されている事を考えるとNVMe SSDだけで$23000、これでApex X21の価格$2800が乗るため、最低でも$25800、日本円では1ドル132円換算で340万円と言う価格になります。例えボリューム販売による割引がNVMe SSDに反映されたとしてお恐らく300万円は確実に超える価格になると見られています。


  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメント一覧 (2件)

  • ハイブリットカーが買えそうな値段w
    浪漫満載ですな

  • さすがにあのちっこいヒートシンクだと225Wは冷やしきれないからせいぜい100Wだと思うけど、値段がヤバイ

コメントする

目次