AMDがRyzen AI 300シリーズに下位モデルを準備中。Ryzen AI 7が積荷目録に登場

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AMDがRyzen AI 300シリーズに下位モデル追加を計画中。Ryzen AI 7の名称が荷物目録に登場

AMDではCPUにZen 5とGPUにRDNA3+を組み合わせたRyzen AI 300シリーズAPUを2024年7月15日以降に投入を予定していますが、現時点では多コアで高動作クロックのハイエンドモデルであるRyzen AI 9ラインアップされています。しかし、AMDでは近い内に下位モデルとしてRyzen AI 7の投入を計画しているようで、その試作品を運んだ荷物目録が発見されました。

荷物目録に登録されているのはRyzen AI 7 Proと呼ばれるエンタープライズ向けモデルで、TDPは28Wで動作し、CPUのコア数は合計12コア搭載するモデルであることが記載されています。

既に発表されているRyzen AI 9 HX 370ではCPUにはZen 5を4コア、Zen 5cを8コアで合計12コア搭載し、最大5.1 GHzで動作します。グラフィックス側には16基のCompute Unitを備えるRadeon 890Mが搭載されています。また、下位モデルのRyzen AI 9 365ではZen 5を4コア、Zen 5cを6コアの合計10コア構成で最大5.0 GHzでCPUは動作し、グラフィックス側は12基のCompute Unitを備えるRadeon 880Mが備わっています。

今回登場したRyzen AI 7 PROではCPUのコア数が12コアと言う事でRyzen AI 9 365を上回るCPUコア数になっており、上位モデルのRyzen AI 9 HX 370と同じコア構成になると考えられます。ただ、動作クロックが5.1 GHzより下げられるほか、内蔵グラフィックスも良くてRyzen AI 9 365と同じRadeon 880M搭載となり、さらに性能を下げる場合には8基のCompute Unitを備えたRadeon 870Mなどが搭載される可能性がありそうです。

このRyzen AI 7 PROは主に法人向けに販売されるノートPCに搭載されるモデルになるため、コンシューマー向け製品では搭載されませんが、AMDがこの様にRyzen AI 300シリーズの下位モデルの投入を計画しているため、今後コンシューマー向けにも価格と性能を抑えたRyzen AI 7やRyzen AI 5シリーズなどが順次投入されるものと考えられます。

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AMDが間もなく投入するRyzen AI 300シリーズは現時点ではハイエンドのRyzen AI 9シリーズのみ投入されているため購入層が限られる状況ですが、AMDもこの課題は認識している様で夏以降には価格と性能が抑えられたRyzen AI 7やRyzen AI 5のコンシューマー向けと法人向けモデルが拡充されそうです。特に、Ryzen AI 300シリーズではCopilot+対応に対応するほか、CPUとグラフィクス性能もかなり高いため価格が抑えられれば消費者からも注目を集める製品となりそうです。

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