Ryzen 9000G シリーズが近々登場。GIGABYTEのサポートページに出現
AMDは2024年にノートPC向けにZen 5とRDNA 3.5を組み合わせたAPUであるRyzen AI 300シリーズ (コードネーム:Strix Point)を投入し、その中でも最上位モデルにあたるRyzen AI 9 HX 370はRDNA 3.5で構成されるCompute Unitを16コア搭載することで、エントリー向けのディスクリートグラフィックスカードに迫る性能を発揮しています。そのため、この高いグラフィックス性能を持つRyzen AI HX 370などをデスクトップ向けに転用したRyzen 9000Gシリーズの発売も期待されていますが、同CPUに関してAMDは開発を進めている可能性が高く、GIGABYTEのサポートページにてこのRyzen 9000Gシリーズと言う表記が追加されていることが明らかになりました。

GIGABYTEのB650チップセット搭載マザーボード「B650M GAMING WIFI6E (rev. 1.3)」のサポートページ内にある対応メモリーリストのページに、CPUの項目として「Ryzen 9000GシリーズCPU」が新たに追加されていることが確認されました。これは、AMDが既に各マザーボードメーカーに対し、Ryzen 9000Gシリーズに関する情報提供を開始していることを強く示唆するものです。ただし、このサポートページの情報からは、Ryzen 9000Gシリーズの具体的なスペックや正確な発売時期までは明らかにされていません。しかし、少なくともAMDがこのRyzen 9000Gシリーズの開発を実際に進めており、近いうちに現行のデスクトップ向けプラットフォームであるソケットAM5に対応する形で登場する可能性は極めて高いと言えそうです。
なお、Ryzen 9000Gシリーズに関して現時点でリークされている情報としては、最大16基のCUを搭載するStrix Point(Ryzen AI 300シリーズのベースAPU)を基に、動作クロックなどを向上させたリフレッシュモデル、あるいはデスクトップ向けに最適化されたモデルとされる「Gorgon Point」(コードネーム)が、Ryzen 9000Gシリーズとしてラインナップされる見込みであるとされています。その発売時期については、2025年第4四半期(10月~12月)が有力視されていました。しかし、今回のように既にマザーボードメーカーに情報が渡り始めている状況を考慮すると、もしかすると当初の予測よりも早く、2025年第3四半期(8月~9月頃)に前倒しで発売される可能性も考えられます。この高性能APUの登場を心待ちにしている方は、今後のAMDの公式発表や新たなリーク情報に注目です。
B650M GAMING WIFI6E (rev. 1.3) | GIGABYTE
https://www.gigabyte.com/Motherboard/B650M-GAMING-WIFI6E-rev-13/support#support-memsup
コメント