Ryzen 9 9950X3Dが13万円以下まで値下がり。CPUも供給正常化の兆し
AMDが2025年3月に発売したZen 5に3D V-Cacheを搭載するRyzen 9 9950X3Dは先代のRyzen 9 7950X3Dに対してゲーミング性能のみならず、3D V-Cache構造の変更により弱点だったマルチコア性能が大幅向上するなどオールラウンダーで高い性能を持つCPUに進化しています。一方で、ゲーミング性能が重視されて開発されたRyzen 7 9800X3Dの品薄や、競合のIntel製CPUが期待以下の性能だったこと、またRyzen 9 9950X3D自体が高い性能だったことから発売後は非常に高い人気を誇るモデルとなり、発売後はすぐに売り切れとなり、その状態が2ヶ月近く続いていました。
しかし、AMDはRyzen 7 9800X3Dとともに3D V-Cacheの増産を2024年末から行っておりその甲斐もありRyzen 7 9800X3DやRyzen 9 9950X3Dの在庫は戻り始めましたが、供給がさらに安定し、需要も徐々に減り始めているのかRyzen 9 9950X3Dでは定価に対して値下がりが確認されるようになりました。


Ryzen 9 9950X3Dは2025年3月に発売された時点ではAMDが設定したメーカー希望小売価格(定価)である132,800円で販売が行われており、品薄時も多くの量販店がこの価格での販売を行っていました。しかし、2025年5月31日時点ではソフマップやドスパラ、TSUKUMOなど一部量販店では定価に対して3000円安い129,800円に値下げしたの販売が行われるようになっています。
この値下げは正規品を取り扱う量販店のほぼすべてで値下げが行われていることから、日本AMD側が設定価格を変更したと見られていますが、なぜ価格変更をしたのかなどは明らかにされていません。ただ、考えられる理由としては為替レートがRyzen 9 9950X3D発売時より円高に動いていることや、もともとRyzen 9 9950X3D自体非常に高価格でありながらもニッチな製品であるため、供給に対して需要が急減したことで値下げにつながったと考えられます。
なお、この値下げをきっかけにRyzen 9 9950X3Dは為替動向などが変わらなければ徐々に値下げが進むと考えられるほか、Ryzen 7 9800X3Dも供給が安定し、需要が落ち着けば値下げなどが考えられるため中長期的にハイエンドCPUの買い替えなどを検討している人はRyzen 9 9950X3Dの価格動向には注目するといいかもしれません。
コメント
コメント一覧 (1件)
グラボ以外コスパ良くなってきてるし、秋はwin10買い換え需要で品薄や値上がりするから
そろそろ組んどいて、グラボは50代のsuper待ちしとけばいいんかな
去年買わなかった時点でもう負けなんだけども