AMD Ryzen 8000Gシリーズのグラフィックカード性能が判明。Ryzen 5000Gに対して2.5倍の性能に
AMDでは2023年末から2024年初旬にかけてデスクトップ向けのソケットAM5向けにRDNA3とZen 4を内蔵したRyzen 8000GシリーズAPUを発売すると見られており、既にソケットAM5対応マザーボード向けに同APUに対応するAGESA BIOSなども投入されています。
そんなAMDのRyzen 8000Gシリーズですが中東のメディア『Sakhtafzarmag』がこのAPUのラインアップと性能に関する情報を入手したようです。
Ryzen 8000Gシリーズのラインアップは合計13モデルが計画されており、この中でコンシューマー向け製品は4モデル計画されており、上位モデルでは12基のCompute Unit (CU)を搭載できるPhoenix 1ダイのRyzen 7 8700Gと8基のCUを内蔵するRyzen 5 8600G、そして廉価モデルではPhoenix 2ダイを内蔵し、4基のCUを内蔵するRyzen 5 8500GとRyzen 3 8300Gが計画されています。
他の9モデルについてはエンタープライズ向けおよびBTO向けになっていますが、一部を除いてはコンシューマー向けと変わらない仕様になっています。
Ryzen 7 8700Gと先代のRyzen 7 5700Gを比べたゲーミングベンチマークも判明しています。ベンチマーク結果ではRyzen 7 8700Gが先代モデルに対して約2.5倍以上のパフォーマンスを発揮しています。
具体的なスコアはパーセンテージでの比較であるため明確ではありませんが、Ryzen 5 5700Gで記録されているパフォーマンスをベースに考えると、3DMark TimeSpyにおいては先代が924ポイントほどで、Ryzen 7 8700Gは2.6倍程度のスコアという事で2400ポイント、ゲームではGTA Vが先代は平均50FPS程度でしたが、2倍程度という事で100FPSなどグラフィックス設定を上げ過ぎず、解像度も1080p程度であればほとんどのゲームは快適にプレイできそうな性能になっています。また、Ryzen 8000Gはデスクトップ向けAPUであるため、内蔵GPUのオーバークロックも可能であるため、オーバークロックによって更に高いグラフィックス性能も期待できるAPUになっています。
そんなRyzen 8000Gシリーズは2024年1月開催のCES2024にて発表され、2024年第一四半期中には発売が開始されるものと見られています。
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