AMDではCES2022にて3D V-Cacheを採用したCPU、Ryzen 7 5800X3Dを公表し、このモデルを2022年の早いうちに発売をすると発表しましたが、生産が開始されまもなく発売が開始されるようです。
3D V-Cache搭載、Ryzen 7 5800X3D
AMDではCES2022にてCPUダイの上にキャッシュを搭載する3D V-Cacheを搭載したRyzen 7 5800X3Dを発表しました。このRyzen 7 5800X3Dでは通常のRyzen 7 5800Xで搭載されていた32MBのL3キャッシュに加え、64MBの3D V-Cacheを搭載、CPUの合計として96MBのキャッシュを備えたモデルとなっています。
このRyzen 7 5800X3DではRyzen 7 5800Xに対して動作クロックはベースクロックが0.4 GHz、ブーストクロックは0.2 GHzほど引き下げられていますが1080p解像度でのゲーミングパフォーマンスは平均して約15%ほど向上しているとの事です。
そんなRyzen 7 5800X3Dですが生産が既に開始され始め、2022年3月末までには発売が開始されるようです。
出荷がすでに開始。発売は3月14または3月21日?
58X3D has been shipped and will probably be on the market by the end of this month.
— Greymon55 (@greymon55) March 1, 2022
リーク情報などをツイートしているGreymon55氏によるとRyzen 7 5800X3Dの出荷が開始されたようで、恐らく発売については3月末までに行われるのではないかとの事です。
ちなみに、出荷されたという情報はCPUの最終工程を行うパッケージング工場からの情報のようですのですので、ここから空輸で世界各地の代理店から各量販店へ配送が行われると見られています。
なお、VideoCardzによると追加の情報として3月14日または3月21日にレビューの解禁もしくは発売が開始されるという情報を得ているとの事です。
Ryzen 7 5800X3DのパフォーマンスについてはRyzen 7 5800Xに対して15%増しとAMDは発表していますが、どのような環境で顕著にパフォーマンスが向上するのか気になる所です。また、Core i5-12600やCore i7-12700などに対してもどれほどパフォーマンス面で喰いつけるのか、あと価格面でAlder Lake-S系に対してアドバンテージを見出す事が出来るのか注目です。
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