AMDでは2023年に現在発売中のRyzen 7000シリーズに対して価格を下げた無印モデルの投入を予定していますが、このRyzen 7000無印モデルの発売日とAMDが目論むゲーミングパフォーマンスに関する情報が出現しました。
Ryzen 9 7900、Ryzen 7 7700、Ryzen 5 7600は2023年1月10日発売。Ryzen 9 7900は5900Xより35%高いゲーミング性能に
AMDでは2023年に現在発売されているRyzen 9 7950Xや7900X、Ryzen 7 7700X、Ryzen 5 7600Xに対して動作クロックを下げた代わりに価格も安くなったRyzen 7000無印モデルを3モデル投入を予定していますが、今回このRyzen 7000無印モデルに関する発表資料のリークがVideocardzより出現し、正式な発売日と大まかなパフォーマンスについて明らかになりました。
発売日に関してはwccftechが過去に独自に入手した日程通り、2023年1月10日に発売で確定のようです。
また、価格についてもVideocardzが過去に入手した資料と同じく、Ryzen 9 7900が$429($=140円で約6.0万円)、Ryzen 7 7700が$329(4.6万円前後)、Ryzen 5 7600が$229(約3.2万円)での販売になっています。
ちなみに日本においては発売日を金曜日に設定する場合が多いためアメリカや欧州などでは23年1月10日に発売となっても日本ではその週の金曜日、つまり2023年1月13日に発売される可能性が高いと言えそうです。
このRyzen 7000無印モデルの中で、最上位となるRyzen 9 7900についてはゲーミング時やクリエイティブ用途におけるパフォーマンスが明らかになっています。
ゲーミング性能においては、合計12のゲームをRadeon RX 6950X用いて1080p解像度で計測が行われています。結果としては、F1 2021ではRyzen 9 5900Xに比べて35%、FarCry6では34%と高い伸びを記録し、12ゲーム平均では19%高いパフォーマンスが見込めるとの事です。
ベンチマークタイトル | Ryzen 9 7900 (65W) DDR5-6000 Radeon RX 6950XT |
Ryzen 9 5900X (105W) DDR4-3600 Radeon RX 6950XT |
パフォーマンス向上代 |
---|---|---|---|
Assassin’s Creed: Valhalla | 197.0 FPS | 191.0 FPS | 103% |
Borderlands 3 | 248.9 FPS | 209.1 FPS | 119% |
Counter Strike Global Offensive | 603.6 FPS | 516.0 FPS | 117% |
F1 2021 | 403.8 FPS | 299.7 FPS | 135% |
Far Cry 6 | 176.3 FPS | 131.6 FPS | 134% |
Fortnite | 270.9 FPS | 247.3 FPS | 110% |
League of Legends | 387.4 FPS | 349.6 FPS | 111% |
Metro Exodus | 187.1 FPS | 185.4 FPS | 101% |
Shadow of the Tomb Raider | 283.8 FPS | 224.6 FPS | 126% |
Strange Brigade | 442.7 FPS | 339.8 FPS | 130% |
Total War: Three Kingdoms Battle | 256.1 FPS | 198.8 FPS | 129% |
World of Tanks Encode | 445.5 FPS | 405.4 FPS | 110% |
平均 | 119% |
クリエイティブ用途いおいては、V-RayやPOV-Rayなどのレンダラーでは20%、Corona Rendererでは48%というパフォーマンス向上が見込まれており同じ12コアですが高いパフォーマンスが期待できるようです。
Ryzen 7000無印モデルに関しては価格が抑えられていますが、パフォーマンス面ではRyzen 9 7900のように同じコア数のRyzen 5000シリーズに比べると価格は抑えられていますが、大幅な性能向上が見込めるようです。ただ、ネックがマザーボードの価格となっていますので、年始のセールと合わせてマザーボード価格の改訂またはセール販売などがあれば売上が伸びそうなのですが、ソケットAM5マザーボードは製造コストが高いと言われているため、あまり期待はできないかもしれません。
CPUだけで見ればコスパは良いのですけどね。。。
マザーボードとRyzen 5 5600Xがセットで4.4万円。一方でRyzen 7000対応マザーボードは単体で3万円するのでこの結果は当たり前かもしれませんね。
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