Ryzen 7 9800X3D が日本でも値上げ。高い人気と為替が原因?
AMDのRyzen 7 9800X3Dは海外では2024年11月7日、日本では翌週の11月15日に発売されましたが、消費者の期待に応えた高いゲーミング性能を武器にレビューでは高評価を獲得し、発売日には各国で即日完売となるなど、非常に高い人気を獲得しています。
また、再入荷後も需要を満たせていない様子で、ドイツやアメリカでは予約を受け付けているものの、入荷は2024年12月から2025年1月、日本でも数個ほどがゲリラ的に入荷され販売される状況など、まだRyzen 7 9800X3Dの入手難易度は高い状況ですが、日本においてRyzen 7 9800X3Dが値上げされたようです。
Ryzen 7 9800X3Dの価格を巡っては、欧州では為替レートが原因で5%ほど値上げが行われたことが数週間前に明らかになっていました。
ただ、日本ではRyzen 7 9800X3D発売時から現在に至るまで為替が大きく円安に振れている状況ではありませんでしたが、ノジマやPCワンズに掲載されているRyzen 7 9800X3Dについては販売価格が発売当初の86,800円から88,800円と2000円値上げしての販売が行われていることが明らかになっています。
この値上げの理由は明らかにされていませんが、Ryzen 7 9800X3D発売後には一時的に1ドル=155円まで円安が進行していたため、2024年12月から2025年1月時点で為替は1ドル=150円を切るなど円高傾向に振れているものの、リスク込みで1ドル=155円の為替をベースに価格改定が行われてしまったのかもしれません。また、Ryzen 7 9800X3Dは入荷してもすぐに品切れになるなど人気モデルになっており、ライバルも存在していない状態です。そのため、AMDとしても為替リスクと利益を乗せるために多少の値上げを行っても売れると考え、今回の値上げに踏み切ったのかもしれません。
ちなみに、現時点でパソコン工房やドスパラ、TSUKUMOなど他の量販店では発売時点と同じ86,800円で販売が行われていますが、いずれかのタイミングで価格改定が実施される可能性は高いです。ですので、価格が下がると考えず、欲しい人は在庫に巡り合えたらすぐに購入しておいた方がいいと言えそうです。
コメント
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IntelのようなCPUメーカーが競えないとこうなる
今AMD一強だからまだ値上がりするかもしれない