ドイツで Ryzen 7 9800X3D 単体がRyzen 9000シリーズ全体の販売台数を1.7倍上回る
AMDが2024年11月7日に発売したRyzen 7 9800X3Dでは高いゲーミング性能を実現したほか、競合製品が消費者の想定を下回る性能という市場環境も相まって発売直後から人気が集中している製品になっています。ただ、高すぎる人気のあまり発売から2ヶ月が経過した1月3日時点でも日本含め、世界各国で入手困難な状態が続いています。そんなRyzen 7 9800X3Dについて、ドイツの量販店Mindfactortyが2024年末時点での販売台数を明らかにしましたが、通常版Ryzen 9000シリーズを上回る販売台数を単体で突破するほどの人気であることが明らかになりました。
Mindfactory 🇩🇪 has finally published its sales figures for the Ryzen 7 9800X3D. They sold 8650 units since the market launch. This is more than all Ryzen 9000X (non-X3D) combined and also more per day than the Ryzen 7 7800X3D.https://t.co/TOM4zrHP2e pic.twitter.com/7dvgrJyaQg
— 3DCenter.org (@3DCenter_org) January 2, 2025
Mindfactoryでは販売されている各製品の販売台数が確認できるようになっていますが、この販売台数データによると2024年8月から発売された通常版Ryzen 9000シリーズ全体では約5000台販売しているとのことです。一方で、11月7日に発売されたRyzen 7 9800X3Dはこのモデル単体で8650台販売し、通常版Ryzen 9000シリーズの2倍に迫る販売台数を記録しているとのことです。また、1日あたりの販売台数もRyzen 9000シリーズは1日33.9台という計算ですが、Ryzen 7 9800X3Dは1日155台と桁違いの人気になっています。
先代のRyzen 7 7800X3Dは78,400台販売し、こちらも1日あたり123台ほど売るなどヒットとなっていますが現状、Ryzen 7 9800X3Dは供給が制限されている状態であるため、入荷数が安定すればRyzen 7 7800X3Dを超えるのも時間の問題と言えそうです。
ちなみに、Intelが同時期に発売したArrow Lake-S世代のCore Ultra 200Sシリーズの販売台数も参考に記載されていますが、こちらは380台とRyzen 7 9800X3Dに対して20倍以上の差が出ており、性能改善パッチなど対策を行わなければコンシューマ向けCPUではAMDがしばらくの間は独走するという状況が続くと考えられます。
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