Ryzen 7 7800X3Dの品薄は一時的? AMDが生産継続を明言
AMDはゲーミングにおいて非常に高い性能を持つRyzen 7 9800X3Dを2024年11月7日に発売し、各国で大ヒットを記録しました。発売当日は売り切れが続出し、eBayには転売ヤーが群がるなど、Ryzen 9000シリーズやCore Ultra 200Sシリーズでの失望感から一転して盛り上がりを見せています。ただ、この好調な販売の背景にはRyzen 7 9800X3Dの高い性能があるだけでなく、先代モデルで十分高い性能を持つRyzen 7 7800X3Dの在庫が全くないことも原因となっています。
Ryzen 7 7800X3Dについては、Ryzen 7 9800X3Dの発表が噂されていた10月あたりから極度な品薄に陥り始め、現在は各国で在庫切れが多発しています。Ryzen 7 9800X3Dに置き換えられるのではないかとも言われていますが、AMDはこれは一時的な品薄であり、今後も生産が続けられることを明言しています。
Ryzen 7 9800X3Dの発表に際して、Ryzen 7 7800X3Dの品切れが顕著になっている状況について、PCGamersがAMDのマーケティング担当であるDonny Woligroski氏に質問したところ、以下の回答が得られました。
Ryzen 7 7800X3Dの近い将来での終息発表はなく、しばらく市場に残るでしょう
Donny Woligroski -Senior Technical Marketing Manager, Consumer Processors at AMD
Woligroski氏は詳細については明らかにしていませんが、「しばらく市場に残る」という発言から、少なくとも年内は生産を継続し、来年の上半期頃まで生産が続けられると考えられます。ただ、現在見られている品薄の原因については明らかにされていません。しかし、海外でPCパーツが大量に売れるブラックフライデーに向けて再び在庫が復活する可能性があると言えそうです。したがって、Ryzen 7 9800X3Dより安価でゲーミング性能の高いCPUを求める場合は、Ryzen 7 7800X3Dの在庫復活を待ってみても良いかもしれません。(ただし、日本では復活しない可能性もあるため、Ryzen 7 9800X3Dを購入することも検討した方が良いかもしれません。)
The Ryzen 7 9800X3D may have just launched, but AMD doesn’t expect an end of life announcement for the old 7800X3D ‘anytime in the near future’ | PCGAMERS
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ブランディングか何かで生産絞ってるなら余計なことはせずちゃんとフル稼働させ生産するべき