AM4向け Ryzen 5 5600T と Ryzen 5 5600XT を新たに発売へ。2025年もAM4は生き残る？

AM4向け Ryzen 5 5600T と Ryzen 5 5600XT を新たに発売へ。2025年もAM4は生き残る？

AMDのソケットAM4は2016年秋に投入されて以来、2024年現在もRyzen 7 5700X3Dなど新モデルが発売されるなど、まもなく8年を超えますがAMDでは2024年末にかけて新たにRyzen 5 5600TとRyzen 5 5600XTの2モデルを発売する可能性が出てきています。

AM4は終わらんよ(n回目

Ryzen 3 5300G BOX : 100-100000253BOX
Ryzen 5 5600T BOX : 100-100001584BOX
(5600T : 6C , 3.5GHz , 32M , 65W)

— 188号 (@momomo_us) October 21, 2024

momomo_us氏によると、AMDはRyzen 5 5600Tと呼ばれる3.5 GHz動作のデスクトップ向けZen 3ベースの6コアCPUを用意しているようで、現行のRyzen 5 5600とスペックがほぼ同じであるため、このモデルを置き換えると見られています。

このRyzen 5 5600Tは最大4.5 GHzで動作し、Ryzen 5 5600の最大4.4 GHzを僅かながら上回っていますが、Geekbench 6のスコアはシングル、マルチコア共に同等スコアを記録しています。

また、ASUSのCPUサポートページにはRyzen 5 5600XTと言うモデルが新たに発見されており、こちらもデスクトップ向けZen 3をベースに動作クロックをRyzen 5 5600Xの3.7 GHzから3.8 GHzに向上させたモデルになっており、このモデルを置き換えることを目的に投入されると見られていますが、Ryzen 5 5600Tと同じく性能はRyzen 5 5600Xとほぼ同じになると考えられています。

AMDが2022年に投入したソケットAM5は発売から2年が経過したことから、価格が大幅に引き下げられましたが、依然としてAM4マザーボードに比べると高価で、DDR5メモリもDDR4に比べると少し高い状況です。そのため、AMDでは2025年もAM5を上位モデル、AM4をエントリーモデルとして位置づけ維持する戦略と考えられ、この動きはAM5マザーボードやDDR5の値段がAM4やDDR4並みに下がるまで続けられる可能性がありそうです。

なお、この2モデルについては現時点では、発売日について公式な発表を行っていません。ただ、Ryzen 5000シリーズの多くが予告なしに発売された過去の事例から、これらのプロセッサも今後数日以内に発売される可能性が高いと見られています。