Windows 11 KB5035853アップデートでRyzen APUのパフォーマンスが大幅低下。ドライバー再インストールで解決するケースも
MicrosoftではWindows 11向けにセキュリティー関連の修正を行ったKB5035853アップデートの提供を2024年3月12日から開始しましたが、どうやらこのドライバーをGPU内蔵のRyzenを搭載するパソコンにインストールするとグラフィックスパフォーマンスが大幅低下する不具合が発生することがRedditを中心とする掲示板で明らかになっています。
Redditに書かれている内容としては、ASUS ROG Allyやその他GPUを内蔵するRyzenにてこのアップデートを適用すると今まで快適にプレイできていたゲームがプレイ不可能なぐらいにフレームレートが落ちるほか、GPUの動作クロックも800 MHzに制限されパフォーマンスが出ないケースが報告されています。
この問題についてMicrosoftやAMDは解決方法を発表していませんが、一部ユーザーからの報告によるとグラフィックスドライバーを再インストールすることで問題が解決するようです。
- Windowsの設定を開く
- アプリを開く
- インストールされているアプリを開く
- AMD Softwareを探し、右側にある三つのドットをクリック
- 修復をクリック
- リセットをクリック
- 再起動
このグラフィックスパフォーマンスのほかに、一部のLenovo製PCでRyzen APUを搭載する製品ではKB5035853を適用するとBSoDに陥るケースも報告されている様ですので、セキュリティー関係のアップデートではありますがRyzen APUを使用しており、ゲームなどでも使う場合はMicorosoftやAMDから修正がリリースされるまでこのアップデートの適用を見送った方がいいかもしれません。
March 12, 2024—KB5035853 (OS Builds 22621.3296 and 22631.3296) | Microsoft Support
ASUS ROG Ally – Major performance issues after Windows update (13th March 2024) | Reddit r/ROGAlly
https://www.reddit.com/r/ROGAlly/comments/1bdyqje/asus_rog_ally_major_performance_issues_after/
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