AMD Strix Halo のチップ画像が登場。ゲーミング向けは2025年中旬に登場へ
AMDは2024年7月にZen 5 CPUとRDNA 3.5 GPUを組み合わせたノートPC向けAPUのStrix Point(Ryzen AI 300シリーズ)を投入していますが、2025年1月に開催されるCES 2025ではStrix Pointに対してCPUとGPUを大幅強化したStrix Halo、製品名でRyzen AI Max 300シリーズを発表すると言われていますが、今回このStrix Haloのチップセット画像や実際に製品として投入されるスケジュールなどが明らかになりました。
Strix Haloのチップセットはデスクトップ向けRyzenと同じく、2つのCCDとI/Oダイの構成になっていますが、I/Oダイの中にRDNA3.5 GPUを合計40コア収めていることからかなり巨大化しています。また、パッケージングもRadeon RX 7900シリーズで見られている2.5Dパッケージングになっていることが画像から判別できます。
Strix Haloに関しては、過去のリークの通りCPU側はZen 5を最大16コア、GPUはRDNA3.5で構成されるCompute Unitを最大40コア搭載し、TDPは最大120Wになる見込みです。また、メモリーは8533 MT/sで動作するLPDDR5Xを搭載するとのことです。メモリーに関してはグラフィックカードのようにチップセットを囲う形で8個配置され、256-bitのバス幅を確保する構造になると言われています。
この高いGPUスペックにより、最低でもノートPC向けのGeForce RTX 4070並みの性能を発揮するとのことで、デスクトップ向けグラフィックスカードで言うとGeForce RTX 4060程度のゲーミング性能も期待できるようです。
発売時期に関しては、残念ながらCES 2025で発表されるのは主にワークステーション向けモデルのRyzen AI Max Pro 300シリーズになる見込みで、ゲーミングノートPCなどへ搭載するモデルは2025年Q2、つまり4月~6月の間にならないと登場しないとのことで、コンシューマー向けの投入はかなり遅くなりそうです。ただ、このAPUの評判が良ければSFFやミニPCなど投入範囲を拡大する計画とのことで、もしかしたらデスクトップ向けRyzenにもStrix Haloが投入されるかもしれません。
AMD Strix Halo FULL Leak: Pictures, Release Date, Performance! | Moore’s Law is Dead
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