Ryzen 9 9950X3D のベンチマークが登場。Ryzen 9 7950X3D より53%向上

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Ryzen 9 9950X3D のベンチマークが登場。Ryzen 9 7950X3Dより53%向上

AMDはZen 5アーキテクチャに3D V-Cacheを搭載したRyzen 7 9800X3Dを2024年11月7日に発売し、2025年1月に開催されるCES 2025では12コアのRyzen 9 9900X3Dと16コアのRyzen 9 9950X3Dを発表すると言われています。今回、まだ未登場のRyzen 9 9950X3Dのものと見られるFactorioベンチマークの結果が掲載されたことが発見され、現行のRyzen 9 7950X3Dに対して大幅なスコア向上が記録されていることが明らかになりました。

FactorioはRTS要素のあるゲームで、ゲーム内には一定時間の間にどれだけの処理が可能かを計測するベンチマークが内蔵されています。このベンチマークはCPUヘビーなもので、1秒間にどれだけ処理が可能かを示すUPSという指標があり、この数字が高いほどCPU性能が高いと言えます。

そんなFactorioでRyzen 9 9950X3Dがベンチマークされていますが、掲載されたスコアは655 UPSを記録しています。

CPUスコア (UPS)
Ryzen 9 9950X3D655
Ryzen 7 9800X3D554
Ryzen 7 7800X3D474
Ryzen 9 7950X3D429
Core i9-14900K393
Ryzen 7 5800X3D384
Core i9-13900KS353
Core Ultra 9 285K194

FactorioはCPU性能も重要ですが、さらに重要なのがメモリーレイテンシーと言われており、3D V-Cacheを使うことでこの弱点を補うことができると言われています。そのため、3D V-Cacheを搭載するCPUがランキング上位を占めていますが、Ryzen 9 9950X3Dは先代のRyzen 9 7950X3Dに対して53%上回るスコアを記録しています。また、ゲーミング性能が最も高いと言われている最新鋭CPUのRyzen 7 9800X3Dが554ポイントを18%上回るスコアを記録しています。

Ryzen 9 7950X3Dでは2つあるCCDの片側にしか3D V-Cacheを搭載しておらず、ゲーム時は3D V-Cacheを搭載しない側のCCDを無効化し、8コア状態で動作する仕様が組み込まれています。ただし、この仕様により16コアあるはずが8コアしか使えないため、ゲーム時はRyzen 7 7800X3D相当の性能しか発揮できません。一方で、今回のRyzen 9 9950X3DではRyzen 7 9800X3Dを上回る性能を発揮していることから、ゲーム時でも16コアで動作する仕様に変更された可能性があります。

特にRyzen 9 9900X3DやRyzen 9 9950X3Dなど2つのCCDを搭載する3D V-Cacheモデルに関しては、過去のリークで両方のCCDが3D V-Cache化されるとも噂されていますが、今回のベンチマークスコアとも符合するため、特にRyzen 9 9950X3Dに関してはRyzen 7 9800X3Dをも超えるようなゲーミング性能を発揮する可能性に期待できそうです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 9こそが本命、7はコスパ的には良いのだけどね。

    ただ、
    >>最新鋭CPUのRyzen 7 9800X3Dが554ポイントを18%上回るスコアを記録しています

    7 9800X3Dが554ポイントなのに、何に対して18%上回ってると?
    「てにをは」はしっかりしてくれないと読み違うから気をつけてほしい。

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