AMDのRyzen 7 7800X3Dについてはここ最近はCPUが溶損するなどトラブルも発生していますが、このトラブルとは裏腹に販売面では高いコストパフォーマンスを武器に発売以来、勢いが衰えていないことが最新の販売記録より明らかになりました。
AMD Ryzen 7 7800X3Dの販売好調が続く。Intel CPUの売上合計を4倍上回っている可能性
AMDのRyzen 7 7800X3Dについてはここ最近、AMDのマザーボードを起因とした不具合で悪目立ちしていましたが、対策さえ施せばゲーミング用途においては最高のコストパフォーマンスを発揮するCPUとして高い注目度を集めているCPUになっています。
そんなRyzen 7 7800X3Dですが発売週ではその週に売れたIntel製CPUすべてを合計した3倍の個数が販売されるなど好調なスタートを切っていましたが、発売から1ヵ月が経過した2023年5月中旬では販売個数がさらに伸長している事が明らかになっています。
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— TechEpiphany (@TechEpiphany) May 18, 2023
ドイツのMindfactoryでは販売個数などのデータが掲載されているのですが、このサイトでCPUやGPUの売上数を集計しているTechEpiphany氏が、2023年5月1日から5月18日時点で集計した記録によると、Ryzen 7 7800X3Dが4720個の販売を記録しており、続いてRyzen 7 5800X3Dが2510個の販売を記録しています。
Ryzen 7 5800X3Dに関しては旧世代で価格が大きく落ちている他、AMDではこの製品を売り切るためにプロモーション活動なども行っている様ですが、Ryzen 7 5800X3Dを2倍近く上回る販売をRyzen 7 7800X3Dは達成しており、コストパフォーマンス面でユーザーから多くの支持を集めている事が明らかに鳴っています。なお、Intel製CPUに関しては集計は明らかにされていませんが、4月時点では2週間で2000個程度の販売を記録しているため、同様の販売台数であればAMDのRyzen 7 7800X3DはIntel製CPUの総販売台数の2倍以上の台数をRyzen 7 7800X3D単体で叩き出した事となり、驚異的な売り上げになっていると言えます。
Mindfactoryはどちらかと言うとAMD寄りと言う事が言われているのですが、同じ様な傾向はアメリカでも見られており、NeweggやAmazonではRyzen 7 7800X3Dがそれぞれ5位と9位に位置するなど好調な販売である事が伺えます。
ここまでRyzen 7 7800X3Dの販売に勢いがある理由としてはCPU単体で高いコストパフォーマンスを持つのはもちろんの事、今までAMDのRyzen 7000シリーズの弱点でもあったマザーボード価格が廉価なB650マザーボードや日本円で2万円を切るような価格で販売されているA620マザーボードなどコストを重視したマザーボードが登場した事が大きいと言えそうです。
日本ではRyzen 5 5600GやRyzen 7 5700X、Ryzen 7 5800X3Dなど価格が比較的安いモデルが上位にランクインしている一方でRyzen 7 7800X3Dについては16位に位置するなどドイツやアメリカとは傾向が異なっています。これについては、円安で価格が7万円近くに設定され、コストパフォーマンス面での魅力が薄れてしまっている事が影響していると見られています。
コメント
コメント一覧 (3件)
初AMDって人も多いんだろうけど
不安定なシステムで不具合が多い事を覚悟して買ってる人はどれくらい居るんだろうか?
素人にはオススメ出来ない脆弱なソフトウェア環境をなんとかしてくれまいか
こんなハイエンド帯のCPUにA620マザーなんてあかんやろ
そりゃぶっ壊れるわ
Mindfactoryの数千個の売上が世界の縮図になってるとは思えないし、価格コムを見る限り日本ではそこまで売れてないっぽいな。安い5000系ryzenとintel13世代が人気だね。