Radeon RX 7800 XTの予約、在庫情報
2023年9月8日 11:00|Radeon RX 7800 XT発売開始
最安値はリファレンスモデルで82,800円。ただし9月中旬出荷
SAPPHIRE AMD Radeon RX 7800 XT GAMING 16GB GDDR6 SAP-RX7800XT16GB/21330-01-20G|ツクモ公式通販サイト
すぐに買えるモデルの最安値は玄人志向製モデルで85,800円
玄人志向 クロウトシコウ RD-RX7800XT-E16GB ※入荷次第発送|ツクモ公式通販サイト (tsukumo.co.jp)
ショップ名 | パソコン工房 | TSUKUMO | Ark | ソフマップ | ドスパラ |
---|---|---|---|---|---|
状況 | 在庫あり | 在庫あり | 在庫あり | 在庫あり | 在庫あり |
検索ワード | RX 7800 XT | RX 7800 XT | RX 7800 XT | RX 7800 XT | RX 7800 XT |
特設サイト | ー | 特設サイト | ー | 特設サイト | ー |
Radeon RX 7000シリーズ初のハイエンドモデル『RX 7800 XT』
9月8日 11:00発売|AMD Radeon RX 7700 XTの予約在庫情報と仕様について
AMDのRadeon RX 7000シリーズでは最上位モデルのRX 7900シリーズとミドルレンジのRX 7600が発売されていましたが、その間を埋めるモデルは先代のRadeon RX 6000シリーズの在庫が大量に存在していたなどの問題があり長らく発売されていませんでした。
しかし、RX 6000シリーズの在庫が減り始めている事やNVIDIAがGeForce RTX 4000シリーズのラインアップを完成させた事からAMDではRX 7900とRX 7600の間を埋めるモデルとしてRadeon RX 7800 XTおよびRX 7700 XTの2つのモデルを8月末に発表し、海外では9月6日より、日本では9月8日 11:00より発売が開始されます。
Radeon RX 7800 XTではRDNA 3アーキテクチャーで設計されたNavi32 GPUのフルスペック版が搭載されており、Compute Unitは合計60基、メモリーには19.5Gbpsで動作する16GBのGDDR6をバス幅256-bitで搭載することで先代のRadeon RX 6800 XT並みでライバルのGeForce RTX 4070と同等以上の性能を実現しています。
モデル名 | ★Radeon RX 7800 XT★ | Radeon RX 7700 XT |
---|---|---|
搭載GPU | Navi 32 | Navi 32 |
製造プロセス | TSMC 5nm + 6nm | TSMC 5nm + 6nm |
ダイサイズ(GCD/GPU) | 204mm2 | 237mm2 |
ダイサイズ(MCD) | 150mm2 | 150mm2 |
Compute Unit | 60 | 54 |
Stream Processors | 3840 | 3456 |
TMUs/ROPs | 240 / 96 | 216 / 96 |
ゲームクロック | 2.2 GHz | 2.1 GHz |
ブーストクロック | 2.5 GHz | 2.4 GHz |
FP32 TFLOPs | 37 TFLOPs | 35 TFLOPs |
VRAM容量・仕様 | 16GB GDDR6 | 12GB GDDR6 |
Infinity Cache | 64MB | 48MB |
バス幅 | 256-bit | 192-bit |
メモリー速度 | 19.5 Gbps | 18 Gbps |
帯域幅 | 624 GB/s | 432 GB/s |
帯域幅(Infinity Cache込み) | 2.7 TB/s | 2.0 TB/s |
消費電力 | 263W | 245W |
PCIeインターフェイス | PCIe 4.0 x16 | PCIe 4.0 x16 |
価格(最安モデル) | 82,800円 | 73,800円 |
レイトレ以外ならGeForce RTX 4070並みの性能。コストパフォーマンスは最高。
AMD Radeon RX 7800 XT Review – Average FPS | TechPowerUp
Radeon RX 7800 XTについては先代のRX 6800 XTと比べるとほとんど性能が向上していない事が発売後のレビューで明らかになっています。これについては先代のRX 6800 XTではGPUにはRX 6900 XTなどで使われていた最上位GPUであるNavi 21 GPUを搭載している一方で、RX 7800 XTでは真ん中グレードのNavi 32 GPUが搭載されている事が原因と見られています。ただ、価格は北米ではRX 6800 XTに対して$150安く発売されているためコストパフォーマンスは向上しています。
レイトレーシングを行わない設定で合計25タイトルのゲーミング時のパフォーマンスを計測したTechPowerUPの結果では1080p環境下ではRX 7800 XTはGeForce RTX 4070を2%上回る性能を記録し、RX 6800 XTに対しても2.5%上回っています。
1440pではRTX 4070に対して4%上回る性能になるなど差が広がっており、4K解像度においては5.5%となるなどVRAMの帯域幅や容量がRTX 4070に対して多いなどの要因によって解像度などグラフィックス負荷が高まるほどRX 7800 XTに有利に働くようです。
AMD Radeon RX 7800 XT Review: The Lateral Pass | Tom’s Hardware
レイトレーシングについてはRadeonが苦手とする分野ですパフォーマンスはRX 6800 XTとほぼ同等とRDNA 3アーキテクチャーによる改善効果はあまり見えない結果になっています。また、RTX 4070に対しては20%程度劣るなどレイトレーシング性能を重視するのであれば素直にGeForce RTX 4000シリーズを買った方が良いと言えそうです。
Stable Diffusionなど生成AI系処理における性能はソフト側の最適化次第な所もありますが、Radeon RX 7800 XTはRTX 4060並みの性能になっており、ライバルのRTX 4070に対しては52%ほど劣る結果になっています。
コストパフォーマンスは現行世代の中では最高に。安くなっている先代モデルと比べても良い勝負
現行世代のグラフィックカードについてはコストパフォーマンスが非常に悪いのですが、Radeon RX 7800 XTについてはコストパフォーマンスが非常に高い事が明らかに鳴っています。
HardwareUnboxedのベンチマーク結果と価格を基にコストパフォーマンスを求めるとメーカー希望小売価格ベースでもRX 7800 XTはRTX 4060 Ti 8GBを上回る結果になっており、RTX 4070に対して21%ほどコストパフォーマンスに優れる結果になっています。
市場での販売価格ベースで比較してもRX 7800 XTのコストパフォーマンスは優れており、投げ売り状態で売られているRX 6700 XTとほとんど変わらないコストパフォーマンスを記録しています。
日本ではRadeon RX 7800 XTの最安値モデルは85,800円で販売される予定となっていますが、性能的に近いRTX 4070の最安値が85,000円前後であることを考えると発売時点で即決するほどのコストパフォーマンスではありませんが、ご祝儀価格ではなくなる発売数週間後には非常に魅力的な価格で販売されている可能性はありそうです。
コメント