AMD Radeon RX 6600などミドルレンジRDNA2の生産が終了へ

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AMD Radeon RX 6600やRX 6650 XTなどNavi 23系GPUの生産が終了

AMDは2021年にRDNA2アーキテクチャーを採用したRadeon RX 6000シリーズを発売し、その中でもミドルレンジ向けのNavi 23 GPUを搭載するRadeon RX 6600シリーズを同年8月に市場投入しました。その後、AMDはこのRX 6600のリフレッシュ版であるRX 6650 XTなど、いくつかの派生モデルも発表しました。しかし、発売から3年が経過し、後継機であるRadeon RX 7600などが登場したことから、ミドルレンジのNavi 23 GPUを搭載するRadeon RX 6600シリーズなど複数のモデルについて、生産終了が明らかになりました。

中国の博板堂によると、AMDはすでにRadeon RX 6600シリーズを含むNavi 23 GPU系のグラフィックスカードの生産を終了しており、現時点で市場に出回っている在庫が最後となるとのことです。

これは中国での話が中心ですが、日本でもRadeon RX 6600 XTやRX 6650 XTの在庫が大幅に減少しており、特にRadeon RX 6600については3万円前半で投げ売りされる状況となっています。そのため、日本でも近いうちに店頭から在庫が消える可能性が高いと予測されます。

このRadeon RX 6600シリーズの後継となるRadeon RX 7600ですが、現時点では最廉価モデルでも5万円と高価なグラフィックカードとなっており、Radeon RX 6600シリーズの生産終了や販売終了に伴い、RX 7600の値下げが行われなければ、販売に悪影響が出ることが懸念されます。

なお、AMDはミドルレンジ向けにRadeon RX 8000シリーズを2025年ごろに発売するとされており、今回のRX 6600シリーズ生産終了はその準備の一環とも言えるでしょう。

この生産終了に伴い、ミドルレンジモデルが一時的に不在となるものの、下位モデルのRadeon RX 6500 XTに関しては2024年末まで生産を続ける予定です。しかし、Radeon RX 7400やRX 7300が近いうちに投入される見込みであるため、Radeon RX 6500 XTも後継モデルが登場次第、生産が終了する可能性が高いです。

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AMD Radeon RX 6600シリーズは、ミドルレンジモデルとして4万円以下で購入できるため、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとっては最適な選択肢でした。しかし、このモデルが市場から姿を消すと、RX 7600が5万円を超えるなど、コストパフォーマンスの良いモデルが不足し、販売に大きな影響を及ぼす可能性があります。

RX 7600の値下げが期待されるものの、2025年には次世代ミドルレンジモデルが投入される予定であり、それまでの販売減少をAMDが受け入れる可能性も考えられます。

ソース

消息称 AMD RX 6600 系列显卡已停产,国内市场各品牌库存售完即止 | IT Homes

https://www.ithome.com/0/786/692.htm

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