GeForce RTX 5090 搭載 GB202 GPUダイはRTX 4090から22%巨大化。値上げは必須?
NVIDIAは2025年1月に開催されるCES 2025で、次世代グラフィックスカードのGeForce RTX 5000シリーズの中でもハイエンドモデルにあたるRTX 5090とRTX 5080を発表する予定と見られていますが、最上位モデルとなるRTX 5090のダイサイズに関するリーク情報が明らかになりました。
GB202 Die Size 24*31
— MEGAsizeGPU (@Zed__Wang) November 22, 2024
Package Size 63*56
リーカーのMEGAsizeGPU氏によると、RTX 5090に採用されるGB202 GPUのダイサイズは24×31mmで合計744mm²、パッケージサイズは63×56mmで3528mm²になるとのことです。このサイズはRTX 4090に搭載されているAD102 GPUのダイサイズ609mm²に対して約22%の大型化が行われており、パッケージサイズは約35%とかなり大きくなっています。
このGPUダイサイズは過去のモデルで見ると、RTX 2080 Tiに採用されていたTU102 GPUの754mm²よりは小さくなっています。ただし、GB202 GPUはより多くのトランジスタを内蔵するほか、コストが高いTSMCの5nmプロセスで製造されているため、今回のダイサイズの大型化はRTX 5090のコストアップにつながるのは必須です。特に、RTX 5090に関しては最近のリークで北米ではRTX 4090の$1499から$1999(日本円で35万円超え)に値上げされると言われており、ダイサイズやパッケージサイズの大型化が事実であれば、値上がりする可能性は極めて高いと言えそうです。
現時点でRTX 5090は21,760コアのCUDAコアを内蔵し、VRAMには28Gbpsで動作するGDDR7を512-bitのバス幅で32GB搭載しています。これにより帯域幅は1792GB/sを実現するなど非常に高い性能が期待されていますが、背反として非常に高い本体価格のほか、消費電力も600Wに迫ると見られており、ゲーミング向けというよりは小規模なAI開発を行うようなユーザー向けの製品となりそうです。
MEGAsizeGPU | X (Twitter)
コメント
コメント一覧 (2件)
ハイエンド環境を望むなら、やはり4090を発売日近くで購入した者が1番コスパ良い
値上げなんていくらしてもいいけどちゃんと発売日に買えるようたくさん出荷してね