NVIDIAでは2023年にノートPC向けにAda Lovelaceアーキテクチャーを採用したGeForce RTX 4000シリーズを投入予定としていますが、この中で最上位となるノートPC向け、GeForce RTX 4090のベンチマークが出現しました。
ノートPC向けの最上位GPU、GeForce RTX 4090のベンチマーク出現。デスクトップ向けのRTX 4070 Ti並みの性能
NVIDIAではデスクトップ向けにAda Lovelaceアーキテクチャーを採用したGeForce RTX 4000シリーズを2022年10月より発売をしていますが、CES2023にてノートPC向けにもAda Lovelaceアーキテクチャーを採用したGeForce RTX 4000シリーズを展開をする予定となっています。
今回、この中でもノートPC向け最上位モデルとなるGeForce RTX 4090のGeekbenchベンチマークが出現しました。
ノートPC向けGeForce RTX 4090には、デスクトップ向けのRTX 4080と同じAD103 GPUを搭載し、CUDAコア数はAD103 GPUの最大10240基から5%減った9728基をベースが最大1.59 GHz、ブースト時は最大2.04 GHzで動作します。VRAMには16GBのGDDR6を256-bitで接続し、消費電力は150~175Wの範囲で設定がされるGPUとなっています。
Geekbenchの結果が掲載されたノートPCはCPUにはIntel Raptor Lake-HX CPUであるCore i9-13900HXを搭載する構成となっており、OpenCLベンチマーク結果は210290ptを記録しています。
[visualizer id=”24309″ lazy=”no” class=””]
ノートPC向けGeForce RTX 4090の性能と同等GPUはデスクトップ向けにまもなく登場するRTX 4070 Tiに近いスコアを記録しており、ノートPC向けのRTX 4090がRTX 4070 Tiに対して2%劣るスコアとなっています。また、同じくデスクトップ向けのハイエンドGPU、RTX 3090に対しては2.6%上回るスコアを記録しています。
ほぼ同じ性能であるデスクトップ向けのRTX 4070 Tiが285Wですが、ノートPC向けRTX 4090ではパフォーマンスをほとんど犠牲にせず150~170W程度の消費電力で維持している点は驚異的なワットパフォーマンスとなっています。これぐらいのパフォーマンスであればデスクトップ向けGPUと同じ感覚で4K120Hzでも様々なゲームが楽しめると考えられます。
あと、RTX 4070 Tiもアンダーボルトなどパフォーマンスを維持しながら消費電力を下げる設定を行えば250Wや下手したら200W台でも動作が出来そうですので、ワットパフォーマンス面でかなり期待が出来るGPUと言えそうです。
コメント