NVIDIAはCES2023にてGeForce RTX 4070 Tiを正式発表し、2023年1月5日(木)23:00より発売する事が決定されましたが、ここではGeForce RTX 4070 Tiの仕様、情報そして予約販売情報を紹介します。
GeForce RTX 4070 Tiの予約・在庫情報(仕様情報はスクロールしてください)
1/5 22:30|149,800円で販売されているモデルの一部は完売になるも、まだまだ在庫あり。
最安値モデルは149,800円から、MSI、ZOTAC、玄人志向、GAINWARD各社から発売。
GPUモデル | 価格 | リンク① | リンク② | リンク③ |
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ZOTAC GeForce RTX 4070 Ti Trinity OC | 149,800円 | TSUKUMO | パソコン工房 | – |
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玄人志向 RTX 4070 Ti | 149,800円 | パソコン工房 | – | |
GAINWARD RTX 4070 Ti Phantom Reuion | 149,800円 | パソコン工房 | ソフマップ | |
GAINWARD RTX 4070 Ti Phoenix | 149,800円 | TSUKUMO | パソコン工房 | ソフマップ |
MSI GeForce RTX 4070 Ti VENTUS 3X | 149,800円 | TSUKUMO | ソフマップ |
ショップ名 | パソコン工房 | TSUKUMO | Ark | ソフマップ | ドスパラ |
状況 |
発売開始 |
発売開始 | 発売開始 | 発売開始 | 発売開始 |
検索ワード | RTX 4070 Ti | RTX 4070 Ti |
RTX 4070 Ti |
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店舗での販売に関しては各店舗が持っているTwitterアカウントなどに最新情報が掲載されますのでそちらをご確認ください。
特にRTX 4070 Tiは年始に発売という事で深夜販売が行われない例も出ています(ドスパラ大阪日本橋店など)そのため実店舗で購入を検討している方は店舗毎のTwitterを確認する事をおすすめします。
旧RTX 4080 12GBがGeForce RTX 4070 Tiに改名して登場。価格は15万円からに値下げ。
GeForce RTX 4070 Tiについては元々はRTX 4080 12GBとして2022年9月20日に発表が行われており、GPUダイにはAD104 GPUを採用し、7680基のCUDAコア、60基のRTコアと240基のTensorコアを搭載しています。動作クロックは最大2.61 GHzで動作し、浮動小数点演算は40TFLOPsと前世代の最上位GPU、GeForce RTX 3090 Ti並みの性能を持つとも言われています。
ただ、VRAM面では若干非力で21Gbpsと高速なGDDR6Xを12GB搭載するものの、バス幅は192-bitで帯域幅は504GB/sとなっています。
消費電力は定格モデルは285Wに設定がされる予定で、12VHPWRコネクターを採用するもののアダプターについては8pinを2口要求するものに改められています。
価格は最廉価モデルが149,800円で販売されるとの事ですが、これは発売時に入荷されるベーシックモデルの価格であって初回在庫が売り切れ次第、16~17万円台で販売されるモデルが大多数を占めることになると見られています。
GPU名 | GeForce RTX 4090 | GeForce RTX 4080 | GeForce RTX 4070 Ti |
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GPU Name | AD102-300 | AD103-300 | AD104-400 |
ダイサイズ | 608mm2 | 378.6mm2 | 294.5mm2 |
CUDAコア | 16384 | 9728 | 7680 |
TMU / ROP | 512 / 176 | 320 / 112 | 240 / 80 |
Tensor / RTコア | 512 / 128 | 304 / 76 | 240 / 60 |
ベースクロック | 2230 MHz | 2210 MHz | 2310 MHz |
ブーストクロック | 2520 MHz | 2510 MHz | 2610 MHz |
浮動小数点演算 | 83 TFLOPs | 49 TFLOPs | 40 TFLOPs |
VRAM容量・仕様 | 24 GB GDDR6X | 16 GB GDDR6X | 12 GB GDDR6X |
バス幅 | 384-bit | 256-bit | 192-bit |
VRAM速度 | 21.0 Gbps | 23.0 Gbps | 21.0 Gbps |
帯域幅 | 1008 GB/s | 736 GB/s | 504 GB/s |
TGP (定格消費電力) | 450W | 320W | 285W |
価格 | ¥298,000 | ¥219,800 | ¥149,800 |
発売日 | 2022年10月12日 | 2022年11月16日 | 2023年1月5日 |
ゲーミング時の性能はRTX 3090 Tiと同等。バス幅の影響で4K性能は低め
NVIDIAのGeForce RTX 4070 Tiについては1440p時のゲーミング性能は前世代のRTX 3070 Tiに対しては1.45倍の性能に伸びており、RTX 3090 Tiと同等となっています。ただ、RTX 4070 Tiから1ティア離れているRTX 4080に対しては16%と比較的大きな性能差があるようです。また、ライバルで価格帯が近いRadeon RX 7900 XTに対しては1440pでは7%劣る結果になっています。
4KになるとVRAMのバス幅が192-bitと狭いことが影響しているのか、RTX 3070 Tiに対しては1.41倍程度と若干伸び悩む他、RTX 3090 TiやRadeon RX 7900 XTに対して10%劣る性能となっています。
なお、レイトレーシングにおいても1440pではRTX 3090 Ti並の性能ですが、4KになるとRTX 3090 Tiより劣る性能に伸び悩みます。一方でRadeon RX 7900 XTに対してはレイトレーシング性能は4Kでも8%優れた結果を出せています。
そのため、1440pの高リフレッシュレートモニターでゲームをプレイしたいというユーザーにはRTX 4070 Tiは最適ですが、今後4Kモニターへのアップグレードを検討している場合はレイトレーシングに興味が無ければRadeon RX 7900 XT、レイトレーシングも重視したいのであればRTX 4080やRTX 4090などを選んだ方が良いと言えそうです。
15万円で登場するモデルは初回在庫のみ?在庫情報に関する情報も出現。
RTX 4070 Ti (Real) Pricing & Supply Leak: Nvidia’s FAKE MSRPs are Back! – YouTube
このGeForce RTX 4070 Tiについては北米では$799、日本では149,800円がメーカー希望小売価格として発売が行われますが、この価格で登場するモデルは極一部かつ初回在庫のみである可能性があるようです。
Moore’s Law is Deadが量販店関係者から入手した情報によると、2~3割程度のモデルが$850(日本円:16万円)以内で販売される予定で、初回入荷以降のモデルでは$799を大幅に超える価格での販売が予定されているとの事です。
他のソースでは$830以上の価格で販売されるモデルが大多数を占めており、メーカー希望小売価格で販売されるモデルは存在するのは確実ですが、かなりレアな存在になる事は確実との事です。
さらに、このRTX 4070 TiについてはRTX 4080やRTX 4090などと異なる販売ルールが適用されるようです。RTX 4080やRTX 4090についてはNVIDIAでは価格制限やメーカー希望小売価格での販売を出荷台数に対して一定以上するように求めていましたがRTX 4070 Tiではこのようなルールは適用されないとの事です。そのため、各社AIBでは売れれば値段を上げるなど価格が上がりやすい要素が多くなっているとの事です。
もしRTX 4070 Tiについて近い内に値下げされる事を期待しているのであれば、その可能性は少なく確実なのは15万円で販売が行われるモデルを狙った方が良いかもしれません。
ただ、15万円で販売されるモデルを逃した場合は15.8万円から入手できるRadeon RX 7900 XTを検討してみる価値はあると言えそうです。特にレイトレーシングに興味が無ければ4Kまで対応できるなどRTX 4070 Tiより優れているとも言えますので。
GIGABYTE Radeon RX 7900 XT (Made by AMD Model) | ソフマップ[sofmap]
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