NVIDIAが2022年から最上位モデルからリリース予定のGeForce RTX 4000シリーズの中で、アッパーミドルレンジ帯を担うGeForce RTX 4070は2023年以降に登場予定でTDPは最近285Wになるというリークが出現していますが、この消費電力のままで現行の最上位モデルRTX 3090 Ti並の性能になるようです。
アッパーミドルレンジ帯のGeForce RTX 4070
NVIDIAでは2022年からGeForce RTX 4000シリーズの発売を予定しており、先行して年内には最上位モデルとなるRTX 4090、2023年以降にはRTX 4070などアッパーミドルレンジモデルなども順次発売される予定となっています。
We can expect RTX 4080 with 320W and RTX 4070 with 285W.
— kopite7kimi (@kopite7kimi) August 9, 2022
RTX 4070についてはつい先日、消費電力が従来までのリークで判明していた320Wから285Wへ大きく減らされる事が判明していましたが、消費電力に加え、動作クロックやコア数、メモリーなどに関するリークも出現しました。
TDP 285Wで動作クロック最大2.8 GHzを実現。性能はGeForce RTX 3090 Ti並に?
base 2310
boost 2610
max >2800
TGP 285W— kopite7kimi (@kopite7kimi) August 10, 2022
kopite7kimi氏は2022年8月4日にアップデートしたGeForce RTX 4070のコア数やVRAM容量などの仕様に加えて動作クロックに関するリークを投稿しています。
8月4日時点に登場したRTX 4070の基本的な仕様としてはCUDAコアは7680基搭載され、VRAMには21GbpsもGDDR6Xが12GB搭載されるようです。
動作クロックについてはベースクロックが2.3 GHz、ブースト時が2.6 GHzとなりAIBの設定次第では最大2.8 GHzまで動作クロックを引き上げることが可能になっているようです。
これにより浮動小数点演算に関しては43 TFLOPs程度に達する見込みでRTX 3090 Tiの40 TFLOPsをを超え、現行のRTX 3070の20TFLOPsに対して2倍以上の性能になるようです。
非常に高い性能となるRTX 4070ですが消費電力に関しては昨日あったリークの通り285W程度になる予定で、RTX 3090 Tiの450Wに対して63%の消費電力で同等の性能を実現するなどワットパフォーマンスについては大きく向上するようです。
GeForce RTX 4070については一番初めのリークでは消費電力が320Wに上がると言う話がありましたが、最終的には285Wに下げつつ、性能面ではRTX 3090 Tiに近いものになる可能性が高いようです。この状態での発売となると人気を集めるモデルとなりそうですね。
こうなると、つい先日EVGA公式サイトでRTX 3090 Tiがほぼ半額に値下げが行われていましたが、ますます買い控えが起きてしまいそうですね。
関連記事:NVIDIA GeForce RTX 3090 Tiがほぼ半額で投げ売り中。定価より約13万円値下げ
ちなみに、RTX 4070の発表時には性能はRTX 3090 Ti並とNVIDIAは豪語して、RTX 3090 Tiの購入者を涙目にさせる事でしょう。(同じ事をRTX 3070の発表会でもしていましたので)
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