NVIDIAでは2023年4月13日にアッパーミドルレンジのGeForce RTX 4070を発売予定ですが、NVIDIAがAIBに開示した情報解禁に関するスケジュール情報がリークされ、レビュー解禁日などが明らかになりました。ただ、少し変わった解禁日になっています。
NVIDIA GeForce RTX 4070のレビュー解禁は発売日の前日で定価モデルのみ対象。
NVIDIAでは2022年から発売を開始したGeForce RTX 4000シリーズについて最上位のRTX 4090から順番に価格帯の低いモデル展開を進めていますが、2023年4月13日にアッパーミドルレンジ帯となるGeForce RTX 4070の発売が行われます。
NVIDIA splits GeForce RTX 4070 review embargo to MSRP and non-MSRP cards – VideoCardz.com
Videocardzによると、NVIDIAでは今週を目途にRTX 4070を各国ディストリビューターへの輸出を開始予定とのことで、AIB各社ではRTX 4000シリーズとしては長い、1ヵ月にも及ぶ準備期間が与えられるようです。
RTX 4070のレビューについては、4月初旬にも各レビューアー向けにRTX 4070が出荷される予定となっており、RTX 4070の発売日である4月13日の前日である4月12日にレビューについて解禁がされる予定になっています。
なお、レビューについては販売される価格帯によって異なるという異例の対応になっています。発売前の4月12日にレビュー解禁されるのはNVIDIAが設定した定価で販売されているモデルのみで、定価を超える高級モデルについては発売日同日の4月13日以降にレビューが解禁されるとのことです。
NVIDIAがなぜこのようにレビュー解禁日をずらしているのか明確な理由は明かされていませんが、考えられる理由としてはRTX 4070について定価で販売されるモデルが少ないため、レビューでは定価ベースでコストパフォーマンスなどの評価を得てしまい、その後に掲載されるであろう高価格帯モデルでの低めのコストパフォーマンスをカバーする意図が考えられます。
また、RTX 4070については定価でも価格が高く、コストパフォーマンス面で高い評価を得られる可能性が低いのですが、更に高価格帯モデルではコストパフォーマンスが悪化するため悪評を少しでも軽減するための措置である可能性もありそうです。
どのような理由にせよ、定価or定価以外でレビュー解禁日を分ける例はあまり無く、NVIDIAのRTX 4000シリーズ全般の価格設定を見ている限り発売当初はユーザーが喜ぶような価格設定や商品ラインアップではない可能性が高いと考えられそうです。
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