NVIDIA が GeForce RTX 4060 Ti を減産へ。ノートPC向けの優先を生産する方針
NVIDIAが発売しているメインストリーム向けグラフィックスカードのGeForce RTX 4060とRTX 4060 Tiは、手ごろな価格と最近発売されるゲームのほとんどを快適にプレイできることから人気が高いグラフィックカードとなっていますが、この中でも上位モデルにあたるRTX 4060 Tiについて、10月以降は減産が行われるというリーク情報が登場しました。
中国の掲示板「博板堂」に投稿された情報によると、GeForce RTX 4000シリーズの中で2番目に人気のRTX 4060 Tiに供給されるGPUダイ(AD106 GPU)の数が当初の計画より減らされており、グラフィックカードの減産を余儀なくされるようです。
ただ、NVIDIAはRTX 4000シリーズのGPUについてはフル稼働で生産しているとのことで、RTX 4060 Tiに搭載されるAD106 GPUの生産量自体には変わりがないようです。しかし、NVIDIAは中国で行われる11月11日セール(独身の日)やアメリカのブラックフライデーを視野に、より高い収益率が見込めるノートPC向けにこれらGPUを供給する方針のようです。その結果、デスクトップ向けRTX 4060 Tiの供給は大幅に減少し、10月から11月ごろまでは在庫量が減少する可能性があるようです。
RTX 4060 Tiを含むRTX 4060シリーズについては数日前に生産が一時的に停止するという話がありましたが、今回の件と関連していると考えられます。AD106 GPUの供給がノートPC向けに割り振られたことで、RTX 4060もRTX 4060 Tiも生産が一時的に停止したと言われていたと考えられます。
なお、この減産は10月までで、11月以降は正常に戻ると見られています。そのため、日本においては在庫量が潤沢にあるRTX 4060 Tiが値上がりするといった現象は現時点では考えられないと言えます。
NV10月砍单AIC品牌商RTX4060TI系列货量 | 博板堂
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