NVIDIA GeForce RTX 4060 Tiのスペック出現。CUDA数がRTX 3060 Tiより1割減

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NVIDIAではGeForce RTX 4070 Tiを2023年1月にで発売し、徐々にミドルレンジモデルなどを拡充すると見られていますが、今回ミドルレンジ向けモデルとなるGeForce RTX 4060 Tiの仕様に関するリーク情報が出現しました。

目次

GeForce RTX 4070のスペック出現、CUDAやRTコア数はRTX 3060 Tiより1割減少

NVIDIAでは2022年にハイエンドモデルのGeForce RTX 4090とRTX 4080を、2023年1月にはハイエンド寄りのアッパーミドルレンジのRTX 4070 Tiを発売しますが、ハイエンドモデルの投入が一巡したところでミドルレンジモデルの投入を計画していいます。

今回、このミドルレンジモデルの中で比較的高い人気を誇るRTX 3060 Tiの後継モデルとなるGeForce RTX 3060 Tiのスペックに関するリークがGPU関連のリークで高い的中率を出しているKopite7kimi氏から出現しました。

 

Kopite7kimi氏によると、GeForce RTX 4060 Tiではミドルレンジモデル向けGPUとなるAD106 GPUを採用し、CUDAコアが4352基、RTコアが34基、Tensorコアが136基搭載される見込みです。

このRTX 4060 TiのCUDAやRT、Tensorコア数については前世代モデルとなるRTX 3060 TiのCUDAコア4864基、RT 38基、Tensor 152基に比べると1割程度減少していますが、動作クロックがRTX 4090やRTX 4080並の2.5 GHzに設定されれば浮動小数点演算性能はRTX 3060 Tiに対して34%増となりRTX 3070並の性能となりそうです。

VRAM関係ではRTX 4060 Tiにおいては速度18GbpsのGDDR6を8GB搭載しており、RTX 3060 Tiで最近採用され始めているGDDR6Xは非採用となるようです。

バス幅に関してはKpote7kimi氏は記載していませんが、過去に出現したリークよりAD106 GPUは128-bitになると見られているため、帯域幅は288GB/sでRTX 3060 Tiの448GB/sに対して65%程度とかなり狭くなっています。ただ、この帯域幅の狭さは32MBのL2キャッシュでカバーする仕様で計画されていると考えられます。

消費電力は220Wに設定される見込みで、RTX 3060 Tiの200Wより10%増となり電源コネクターについては200Wレベルのミドルレンジモデルとはいえ、RTX 4090やRTX 4080などと同じく16pinコネクターである12VHPWRが採用されるとのことです。

 

RTX 4060 TiについてはRTX 3060 Tiよりもコア数や帯域幅が減る見込みですが、動作クロックの向上やL2キャッシュ容量増などもありますので、性能面ではRTX 3070並になると見られています。

ただ、バス幅が128-bitで288GB/sというRTX 3060をも下回る帯域幅であることを考えると1440pでも高解像度なテクスチャーを多様するゲームなどであればかなり辛そうな印象を受けます。

RTX 3060 TiはRTX 3070と同じGA104 GPUを採用していたため性能は比較的高かったのですが、RTX 4060 TiについてはRTX 4060などに採用されるAD106 GPUを採用しているため、仕様や性能面は下位モデルのRTX 4060に近く、あまり性能は期待しないほうが良いかもしれませんね。

NVIDIA GeForce RTX 4070のスペック情報出現。CUDA数はRTX 3070と同じに

RTX 4060 Tiの価格次第ですが、RTX 4070といいミドルレンジに近づけば近づくほど存在意義が無い気がしてきます。


 

 

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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