史上最速値下げ。GeForce RTX 4060 Tiが発売4時間で値下げ。日本も定価を下回るモデル登場。

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NVIDIAが2023年5月24日から発売を開始したメインストリーム向けモデルとなるGeForce RTX 4060 Ti 8GBについては多くのコンシューマーにとって期待外れの性能と価格となっており発売前から売れないという見方が大多数を占めていましたが、どうやらこのRTX 4060 Ti 8GBについて発売が開始されてから僅か4時間で値下げして販売が行われてしまっているようです。

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NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 8GBが売れなさ過ぎて発売4時間後に値下げ。日本でも値下げ中。

NVIDIAでは2023年5月24日からGeForce RTX 4060 Ti 8GB版について発売を開始しましたが、海外の一部量販店では売れない事を見越して入荷を見送ったり、再入荷を見送るなど悲惨な販売状況が明らかになってきています。そんなRTX 4060 Ti 8GBですが、なんと発売からたったの4時間でメーカー希望小売価格を下回る価格に値引きされての販売が開始されてしまっていたようです。

8GB Palit GeForce RTX 4060 Ti Dual Aktiv PCIe 4.0 x16 (x8) (Retail) – RTX 4060 TI | Mindfactory.de

欧州地域でのRTX 4060 Ti 8GBは€439に設定されていますが、ドイツのMindfactoryで販売されているPalit製のRTX 4060 Tiについては発売から約4時間後に€419と€20の値下げが行われてしまっているようです。

日本でもRTX 4060 TiがNVIDIA発表価格を1000円下回る価格で販売中

日本でのRTX 4060 Tiの販売価格はNVIDIAの発表によると69,800円が最安値に設定されていましたが、玄人志向製のRTX 4060 TiについてはNVIDIAの発表を1000円下回る68,800円で販売が開始されています。

他のモデルについてはまだ発売して間もないという事で69,800円と言う価格が維持されていますが、深夜販売では数人しか購入せず、5月26日時点でもすべてのモデルが在庫ありとなっているなど売れていない事は明らかであるため価格が下がり始めるのは時間の問題と言えそうです。

玄人志向 GG-RTX4060Ti-E8GB/EX/DF | パソコン工房【公式通販】

ドイツでの発売日当日の販売数が判明。RTX 4070の10分の1に

GeForce RTX 4060 Ti発売から1日経過したという事で3DCenterがMindfactoryでどれだけのRTX 4060 Tiが売れたのか集計結果をまとめています。

集計によるとRTX 4060 Tiについては発売日当日、つまり発売から12時間から14時間の間で20~30台売れたとの事です。2023年1月に登場したRTX 4070 Tiについては発売日当日は540台、あまり評判が良くなく生産一時停止にまで追い込まれているRTX 4070でさえも315台だったのですが、RTX 4060 TiはRTX 4070の10分の1の販売台数しか売れなかったようで、価格が大きく下がらない限りこの傾向は変わらないものと見られています。

ここ数日、NVIDIAのグラフィックスカードが売れていない事について何個か取り上げていますが、NVIDIAとしてはRTX 4070やRTX 4060がどうなろうと痛くも痒くもないのが現状かもしれません。と言うのも5月25日に行われたNVIDIAの2023年2月~4月期の決算は純利益が26%増を記録するなどRTX 4070やRTX 4060の販売状況とは裏腹に好調な様子です。この好決算の主な要因はAI向け半導体の増益です。

決算の内訳をみていくとAI向けグラフィックスカードを含むデータセンター向けGPUの売上高は14%増の42億8400万ドルを記録している一方で、ゲーミング用のグラフィックカードについては前年同期比は-38%減の22憶4000万ドルとなるなど、NVIDIAの稼ぎ頭はゲーミング用のグラフィックカードからより単価が高いAI、データセンター向けグラフィックスカードにシフトして行っています。

そのため、NVIDIAとしてはここ最近、利益が出しにくいゲーミング用のグラフィックカードで頑張る必要が無く、AMDからシェアを奪われない程度に力を入れれば良いためRTX 5000シリーズなどでもあまり大幅な性能向上と言うモノはハイエンドモデル以外では見られないかもしれません。

結局、NVIDIAのライバルであるAMDについても収益が上げられるCPU(サーバー向けEPYCやノートPC向けRyzen)に力を入れており、GPUについてはNVIDIAと同じくAI用途やサーバー・データセンター向けのInstinctに力を入れ、コンシューマー向けは放置状態になっています。そのため、ここ数年間はゲーミング用のグラフィックカードを求める消費者にとっては厳しい時代が来ていると言えそうです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (7件)

  • ここ数年で徐々にPCゲーが普及し始めた日本だが、この調子じゃ「ゲームするならプレステ」に逆戻りかもな。ゲーム用途メインならPS5の方がコスパいい気がする。

  • そもそも価格統制みたいのされてるのが異常だと
    国外メーカーはアップル筆頭にやりたい放題
    公取も海外大手には手が出せないから国内メーカーばっかり取り締まって米帝にはペコペコしてるわ

  • そりゃ、今その価格なら
    AI生成用に3060の12Gの方が需要あるやろwww

  • PCゲーが普及したんじゃなくてプレステが売ってなかっただけやからな
    今やゲームするならプレステどころかスイッチよ

  • こんなの50番台のエントリーモデルで3万円前後で売られるスペックだよ

  • 数年分のPSプラスの値段含めるとそこまで安くないけどね

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